マインドフルネスで仕事のパフォーマンスをUP
注目度の高まっているマインドフルネス。多くの企業が人材育成やグループワークなどに取り入れていることからも、ビジネスシーンにメリットがあることが認知されています。実践すると、どんな効果が期待できるのでしょうか。働きながらムリなく取り入れられるアイデアや、習慣化するのにオススメの環境をご紹介します。
メリットが満載のマインドフルネス
そもそも、マインドフルネスとはいったいどんな状態を指すのでしょうか。「瞑想」をイメージする人が多いようですが、それはマインドフルネスに到達するための一つの手段だそう。簡単に言うと“自分の心を「今、この瞬間」に向き合うようにする”のがマインドフルネスです。仕事の段取りや課題など、常にいろんなことを考えてしまうものですが、それらを一旦リセットさせるのが目的。マインドフルネスな状態になることで、頭の中や心の状態を整えます。
今やマインドフルネスに関する書籍も多く出ています。そのなかでも、主にどのようなことが期待できるのでしょうか。
- 自己認識力が高まる
- コミュニケーション力が向上する
- 判断力が高まる
- 集中力が培われる
- 注意力が上がる
- リーダーシップが向上する
どれも、仕事をする上で養いたいものばかり。さっそく、マインドフルネスの実践方法もチェックしてみましょう。
マインドフルネスを仕事の合間に上手く取り入れる方法とアイデア
マインドフルネスは、だれでも簡単に取り入れることができます。いくつかの方法がありますが、そのなかから一例をご紹介します。
マインドフルネス 基本の実践方法:
- 呼吸に集中しやすい楽な姿勢をとります。座禅を組むかイスに座り、もたれないようにしましょう。目は閉じるか半分閉じて視線は斜め先に。
- リラックスした状態で、ふだん通りに呼吸をします。理想は10分ですが、短時間でもOK。そのとき、鼻の穴かお腹に意識を集中させましょう。
- 慣れないうちはさまざまなことを考えてしまったり、周囲の音が気になってしまったりすることがありますが、その都度呼吸に集中し直します。
時間を10分としましたが、例えばミーティングの前に5分間瞑想をするだけでも集中力が高まります。慣れれば、1分ほどの空き時間に行うことも。「その時間があればメールを返信したい」と思うような忙しさの最中でも、一度頭の中をクリアにすることがその後のパフォーマンス向上につながります。
瞑想とはいっても“無”になるのではなく、自分の変化に気づくことが大切なようです。できれば毎日、むずかしければ週に1回でも行ってみましょう。
マインドフルネスに最適な環境を持っておく
この時間にこの場所で…と、マインドフルネスをするための環境があるのが理想。『work&place神戸北野』のコワーキングスペースのデスクでももちろん実践可能ですが、地下にある個室なら、人の目を気にせず集中できます。
「プライベートな過ごし方ができる地下一階の個室」
個室は執務室兼プライベートルームとしても使えるため、瞑想するときはマットを敷いたり、お香をたいたりするなど流れを決めておくことで気持ちの切り替えもしやすそう。
「専用個室ならマットを常備できるという利点も」
日々、マインドフルネスを実践している『work&place神戸北野』幟建由佳に取り入れ方を聞いてみました。
「考えが煮詰まった時やうまく答えが出せない時は、テラスに出ます。外気にあたりながら目を閉じ、一定速度で呼吸をすると適度な雑音が耳に入り、その音に意識を向けるとリフレッシュできるんです。『work&place神戸北野』には仮眠室もあるので、そこで横になって天井をぼんやり眺めたり、目を瞑ってリラックスしたりする方もいらっしゃいます。頭の中で大渋滞を起こしている思考をすっきりさせる時間を持つことは仕事の一環としても大切。私は移動中、電車内で走行音を聞きながら意識を集中させることもあります」
「マインドフルネス瞑想にぴったりの仮眠室」
場所やマニュアルにとらわれず、自分が効果を感じる方法をいくつか持っておくのもよさそうです。
『work&place神戸北野』でマインドフルネス習慣をつける
一流のスポーツマンやビジネスリーダーが実践しているマインドフルネス。長い目で見て、これからのビジネスライフを充実したものにするために、日課、または習慣にするのはいかがでしょうか。『work&place神戸北野』の個室はもちろん、オープンスペースでの瞑想ももちろん可能。その場合は、壁向きの席を選べば人の目が気になりません。
「集中しやすい壁向きの席をチョイス」
「オープンスペースでは、マインドフルネス中とはわからず誰かに声をかけられるかもしれません。それを防ぐために『メディテーション中』というサインを立てておくのも手。目線の先に空の見える席もあるので、そこでぼんやり空を眺めるのもおすすめです。雲が流れていく様子をただ見つめているだけで充分、マインドフルネスに到達します」(幟建由佳)
「窓の真正面の席からは、切り取られた空が望める」
専用個室やオープンスペースのほか、気分転換ができるテラスや、サウナ、フィットネス、仮眠室も完備しているからこそ、自分にあったマインドフルネスの方法を見つけられる『work&place神戸北野』。仕事のパフォーマンスに影響を与える思考ループを一旦断絶するためにも、まずは気負わずにマインドフルネスを実践してみませんか。
《参考資料》
『マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる』(荻野淳也/かんき出版)
『マインドフルネス瞑想入門』(吉田昌生/WAVE出版)
『マインドフルネス「人間関係」の教科書』(藤井英雄/クローバー出版)
W&P編集部:ライター シキタリエ