Ascend Partners ‐キャリアデザイン&能力開発‐

Online Showroom キャリアコンサルタント@関西 幟建由佳

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幟建由佳(のぼりたて ゆか) 国家資格2級技能士キャリアコンサルタント。26年以上にわたり2500人以上のキャリア支援実施。国家資格キャリアコンサルタント2級技能士(熟練レベル)を保有し、就活生からセカンドキャリアを迎える社会人、フリーランスまで幅広い層を対象にサポートを提供。特にキャリア選択の節目にいる女性や、メンバー育成担当者向けの講座に注力。現在は(株)mapBの創業メンバーとして、work-and-placeのCBOを務め、空間プロデュースからブランディング、広報、店舗運営、ビジネスサポート、コミュニティ作りなどに従事。芦屋女性活躍プロジェクト「ASHIYA RESUME」推進委員・キャリア講座講師(2018~現在)/芦屋市中小企業・小規模企業振興基本計画策定委員(~2019)

キャリア成長を考え始めたら!明日からの自分が楽しみになるキャリア講座開催中。

自分のことを言語化し、他者にもきちんと伝えられるとキャリアの選択肢は広がります。そして、未来は大きく変化します。

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遊びに行くのと同じくらい、いやいやそれ以上にたのしい!と思えるワークショップを開催しています。悩んでいたことが解消されてすっきり!次にやるべきことが見えて爽快!身軽になった!などと「明日からの自分」が楽しみになると好評です。

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11月開催 マイキャリア・ビジネスヒストリーチャート分析講座(2024.10. 20 )

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“人生において“仕事”は大切なパーツと考える女性向けキャリア支援サービス

ライフイベントに沿ってしなやかにキャリアを描きたい女性向けワークショップ を行っています

サービスメニュー

少人数組織・チーム向けサービス

少人数だからこそひとりひとりを大切にしたいと考える組織の方向け能力活用、能力開発サービス。個人の能力や成長が少人数であればあるほどダイレクトにチーム力に影響します。主に、個人のスキル棚卸し、本人が気づいていない強み理解、スキル・強みの活かし方をワークショップ形式で行います。マンツーマン、グループレッスン対応。 フィードバック方法についても学びます。

個人のスキルを活かす組織・チーム編成、に関するアドバイスも行います。

個人向けサービス

①行動につなげるキャリア支援

行動しなければキャリアは積み上がりません。たくさん悩んで考えてもキャリア形成にはつながりません。動くこと、これに尽きます。ただ、私たちは、あまりに真面目に考えすぎたり、正解が分からず2の足を踏むことがあります。動くことが一番だとわかっていても。

そんな時は複雑に考えすぎているのかもしれません。考える必要がないことを考えていたり、逆に考えるべきところをすっ飛ばしていたり。後から振り返れば「なんだそんなこと」になりますが、渦中にいると分からなくなるものです。一生懸命、向き合って考えているからこそ。

複雑すぎると行動し辛いくなります。行動するには、いかにシンプルできるかが重要です。

このワークショップは、キャリアに関する悩みをシンプル・簡単にし、行動に移すことを目指します。また、キャリアビジョンを明確化×言語化することで行動スピードをあげます。

こんな方に)

考えてばかりを脱出しそろそろ行動したい方

②自分を適切に理解する「自己分析ワーク」

結婚、出産、配偶者の転勤などライフイベントの変化を受けやすい女性のキャリアづくり

例えば、結婚後は「仕事と子育て」など共に大きな役割(主役級の役割)を並行することが多くキャリアについて悩む機会が増えます。体は一つしかないのに、重要な役割が昼間に重なり、どちらを選ぶべきか?大事にすべきか?を常に自問する毎日です。

また、20代から30代は、結婚や出産などライフイベントを想定したキャリアづくりについて悩みます。結婚後も出産や配偶者の転勤・家事育児との両立など悩みは尽きません。

女性はこのように自分自身と向き合う機会が多いため、自分はどうしたいのか?何ができるのか?仕事と○○どちらを選ぶべきか?を問う機会が多くなります。

交差点にさしかかり右か左どちらを選ぶか?ではなく、道そのものを変えないといけない、そんな感じです。

このように複雑に役割が重なり合った状態で、道そのものを決め直さないといけないとなると考えが複雑になるのは至極、当然です。

しかし、何度となく選択の機会は降ってきます。なので、次々とカタチを変えてやってくる変化にしなやかにキャリアをつくっていけるのが理想。 そのためには、まずは「自分を適切に理解すること」が大切です。本レッスンでは、自分について適切に棚卸し・整理し、納得解を出していきます。

※現在、定期開催は行っていません。全てのワークショップ、ご希望に応じて開催します。お友達やチームメンバーのためのグループセミナーも対応しています。ワークショップ詳細・費用に関するお問い合わせは問い合わせフォームまで。

※対話形式の個別キャリア相談も開催しています。方向性が決まらない、何か始めたいけど何をしたら良いか分からない、このままで良いのか不安といったご相談から働き方・仕事選び、キャリアチェンジ、転職、独立など具体的に相談したい内容がある方まで幅広く対応しています。職歴書添削も可。

※個別キャリア相談費用:初回30分無料・90分11,000円(税込)

お気軽にお問合せください。


0から1を創造する力を使ってキャリアをデザインする

キャリアデザインは0→1で作るものです。前例や他者の成功事例は当てはまらないからです。1から10にするのは比較的容易ですが、0から創り出すことは少し難しくなります。苦手という人もいらっしゃいます。

ほんの少し視点を変えるだけで風穴が空きます。新しくキャリアを描き直したいそんなあなたのお手伝いをします。

天職は自分、そして周りのみんなのことも幸せにする

天職に出会える人はすごくラッキー・そんな人はごくわずか、なんていうのは嘘 。

天職は天からの授かりものなのだとすれば、誰にでも天職はあります。

既存の職種の中から見つけようとするから出会えないだけ。出会い方のコツをお伝えします。

芦屋市女性活躍推進プロジェクト「ASHIYA RESUME」でインタビューを受けました →こちら

お知らせ

Informations

ありのままの自分でいたい気持ちと、何者かになりたい自分

現代の若者が抱える大きな葛藤の一つは、「ありのままの自分でいたい」という気持ちと、「何者かになりたい」という願望の間で揺れ動くことです。一見、相反するこの2つの志向。しかし、どちらも自己を肯定し、人生を豊かにするための重要な要素です。このブログでは、このテーマを深掘りし、現代社会が若者に与える影響や、矛盾の中で見つけられる真の自由について考えてみます。

1. ありのままでいたい気持ちの背景

「ありのままでいたい」という願いの背後には、いくつかの要因が存在します。 他者の評価に縛られる社会 若者が「ありのままでいたい」と感じる背景には、他者の評価が大きく影響しています。SNSの普及により、他人の視線や評価が常に可視化され、競争が日常の一部となっています。競争社会では評価基準が固定化され、自分の意志や条件を変える自由が奪われがちです。その枠組みに窮屈さを感じることで、「ありのままでいたい」という気持ちが芽生えるのかもしれません。 疲弊した大人の価値観が伝播する 「自分らしく」という言葉は、社会に疲れた大人たちが抱いた願望として広まったように思います。また、選択肢が増え、どれを選ぶ?を問われる機会が増えたこともその広まりを助長したのでしょう。それがSNSなどを通じて若者にも伝わり、彼らもまた「自分らしくありたい」と感じるようになっています。ただし、その「自分らしさ」が、実際には他者にどう見られるかを意識した上でのものだとしたら、本当の意味での自由ではありません。

2. 何者かになりたいという願望

一方で、「何者かになりたい」という願望も強く存在します。これは、自己実現や社会的承認への欲求に根ざしたものです。しかし、この願望が他者からの評価に過度に依存している場合、常に他人と比較し、自己否定を繰り返すリスクがあります。

矛盾する2つの志向

「ありのまま」でいたい気持ちと「何者かになりたい」願望は、一見矛盾しているように見えますが、実は同じ根源から生まれたものとも言えます。他者評価や競争の中で自分を見失った結果、「自分らしさ」を取り戻したいという願いが強くなる一方で、社会の中で何か特別な存在として認められたいという欲求も湧き上がるのです。

3. ありのままと変化の関係

「ありのままでいること」と「変化し続けること」は矛盾するのでしょうか?これは、多くの人が抱く疑問ですが、実は矛盾しないどころか、密接に結びついています。

固定された自分 vs 進化する自分

「ありのままでいる」とは、今の自分をそのまま受け入れることだと考えられがちです。しかし、それが「変化を拒むこと」につながってしまう場合、成長の機会を逃してしまいます。一方、「変化し続けること」は、新しい自分を発見するプロセスですが、これが自己否定に基づく場合には、心が疲弊してしまいます。

本当の「ありのまま」とは

本当の「ありのまま」は、固定された自己像にとどまるのではなく、変化や進化をも含めた自分を受け入れることです。私たちは時間とともに環境や価値観が変化する存在です。その変化を楽しみ、受け入れる柔軟性を持つことも「ありのまま」であり続けるための大事なポイントでしょう。

他者との比較と「自分らしさ」の発見

多くのキャリア支援を行ってきた中で気づいたのは、「他者との比較を絶対的基準にしない人」は「自分らしさを見つけたい」と言いません。なぜなら、「自分らしさ」とは本来、自然と持っているものであり、それを意識する必要がないからです。人は自分の強みや個性を自然と備えているものとして気づかずに生きています。それがどれほど素晴らしいものであっても、自分自身では当たり前すぎて認識しないことが多いのです。他者との比較を通じて初めてその存在に気づき、それを知った後も「自分らしさとは」と深く考えることは少ないでしょう。

しかし、ここで重要なのは「比較そのもの」が悪ではないという点です。人は誰しも、他者と比較しながら自分の立ち位置や価値を認識します。問題は、その比較をもとに自分の意思をどのように決定するかにあります。他者からの評価や期待に完全に依存した意思決定を行うことで、自分らしさを失うリスクが生じます。一方で、「どうしたいのか」「どうありたいのか」「どうあるべきなのか」を自身に問い、それに基づいて意思決定をすることが、自分らしさを守る鍵となるのです。

現代では、正解を探すことが大きな価値として認識されています。成長を感じ辛く消極的な時代の中、失敗を恐れる風潮が強まり、「絶対正解」を求める意識が高まっています。しかし、正解はしばしば他者に依存して決められるものであり、自分でゴールとプロセスを決める「自分らしさ」とは対極にあるものです。失敗を恐れるあまり、決められた道を進むことが安心とされる一方で、他者から押し付けられることや、比較されることを嫌がる。こうした狭間で揺れる中、「どうしたいのか」を自ら問い、意思決定を恐れないことこそが、本来の自由であり、「自分らしさ」を体現する姿勢と言えるのではないでしょうか。

ついつい正解をググりに行ってしまう自分を抑え、自分なりの答えを出そうとするその取り組みが、実はクリエイティブに生きるための入口なのかもしれません。今、人々に求められている創造性を発揮する第一歩目は、正解探しを目的にしないことでしょう。正解探しはAIに任せ、本来の人間の勘や感覚を取り戻し、大いに発揮することが必要とされているのです。この背景があるからこそ、創造力が鍵と言われる理由がより深く理解できるのではないでしょうか。

4. 自分らしく変化し続けるために

これらの視点を踏まえて、若者が「ありのまま」でありながら「変化し続ける」ためには、以下の問いを自分に投げかけてみるとよいでしょう。

  • 「ありのまま」でいることが、今の自分を固定化する枠になっていないか?
  • あなたが思う「ありのまま」は、自分自身が作ったもの?それとも社会が用意した定義?
  • 「ありのまま」でいることと、変化し続けることは矛盾するのか?
  • 他者に見せる「自分らしさ」ではなく、誰にも見せなくても大切にしたい自分は何か?
  • その意思決定は、自分の価値観や目指す方向に合致しているか?

結論

若者はどの時代も葛藤の中にいて、そして、それは当たり前のことです。しかし、その葛藤の中で自分なりの答えを見つけたとき、人は本当の意味での「自分らしさ」を手に入れるのではないでしょうか。その答えは一つではありません。それぞれが持つ個性や価値観、人生経験によって形作られるものです。そして、その答えを見つける過程そのものが、成長であり、自分らしさを体現する道です。 そして、変わりゆく自分を恐れず、むしろその変化を楽しむことで、ありのままの自分と成長し続ける自分を両立させることができます。

葛藤の中で見つける小さな答えが、自分らしい未来を切り開く鍵になります。自分の人生に他者の成功パターン・タイパ・コスパを持ち込まず、焦らず、一歩ずつ自分のペースで実際に行動して試して進みましょう。どんな道を選んでも、その選択があなたを形作ります。

キャリア

自分らしさ

創造性

能力開発

若者キャリア

「どうすれば良いですか?」手法依存型からの脱却:AI時代を生き抜くための新キャリア戦略

AI時代の中間層が抱える課題

「どうやったらいいですか?」 キャリア相談でこのフレーズを耳にしない日はありません。この質問は、前向きな姿勢を示しているように思えるかもしれません。しかし、私が相談を受ける中で気づいたのは、このフレーズがキャリア成長を妨げる大きな要因になっているということです。 書店に並ぶノウハウ本や自己啓発書が売れ続けているのも、この「うまくやれる方法を探す」という姿勢が広く根付いている証拠です。「これさえあれば成功する」という期待を抱き、手法やフレームワークを求める傾向が強く見られます。 さらに、ああだろうか?こうだろうか?と自分なりに考える時間は無駄で、検索して適切な答えを早く見つけることが良いと考える風潮も影響しているのかもしれません。答えが「ネット上に落ちている」時代では、じっくり考えるプロセスが遠回りに感じられるのです。しかし、それは結局「手法を見つける」という行為にとどまり、根本的な課題解決には結びつかないという問題があります。 AIが進化し、手法やフレームワークが瞬時に提供される時代、この姿勢そのものが危機になる日はそう遠くはないでしょう。 さらに、手法依存型の思考は教育の影響も大きいと感じます。学校教育では「手法を教えること」が重視され、社会に出るとリーダー以外の多くの人々は「言われたことをうまくやる」ことを求められるため、「0から考える」「自分で設計する」「背景や意味を深く理解する」機会が極端に少なくなります。その結果、手法や正解を求める姿勢が当たり前になってしまうのです。 もちろん、中にはこうした構造に反発し、自ら創造する力を発揮する人もいますが、その数は決して多くありません。これまでの社会構造を考えれば仕方のない部分もあります。しかし、今この瞬間にこの問題に気づき、視点を変えることができれば、新しい可能性を切り開けるタイミングです。 本記事では、AI時代において多くの人が抱える課題と、それを乗り越えるための方法について考えていきます。

ピラミッド構造で考える層の特徴とそのポジション

社会や組織における人材の構成は、よく三角形(ピラミッド型)で表されます。上位数%のリーダー層、中間層、そして基盤層。この構造の中で、あなたはどこに位置しているでしょうか? ここで注意したいのは、ピラミッドの層は「人材の能力」ではなく、「ポジションと役割」を指しているという点です。 上位層と中間層の違いは何でしょうか?その答えを探る鍵が、「手法依存型」という中間層の特徴にあります。

ピラミッド構造と中間層の特徴

ピラミッド構造をもう少し詳しく見てみましょう。

■上位層(リーダー層・先進層)

上位層は、課題の本質を見抜き、自ら問いを立て、独自の解決策を導き出すことを求められるポジションです。この層は、ピラミッド全体のわずか数%しかいません。常に「なぜこれが重要なのか」「背景にどんな要因があるのか」といった問いを投げかけ、行動に結びつけていきます。

■中間層(実務層・手法依存層)

中間層は、ピラミッドの大部分を占める層です。効率的に手法やフレームワークを学び、それを活用して実務をこなす力には長けています。しかし、与えられた枠組みを超えて「自分で考え、行動し、決定する機会」は限定的なため、「どうやったらうまくいくか」という問いにとどまりがちです。

■基盤層(サポート層・汎用層)

基盤層は、組織全体を支える層です。主に与えられたタスクを忠実にこなす役割を担い、現場での実行力が求められます。

手法依存型の特徴と危機

「正しい手法を学び、それを使いこなす」ことは、これまでの時代では成功の鍵でした。 多くの人が効率的に学び、結果を出すための「うまくやれる方法」を探し続けてきました。この姿勢は、自己啓発書やノウハウ本が常に高い人気を誇ることからも明らかです。 しかし、この「手法依存型」の姿勢には一つの大きな問題があります。それは、手法を学ぶだけではもはや価値を生み出せなくなっているという点です。 AIが進化した現代では、膨大なデータを基に、最適な手法やフレームワークを瞬時に提案することが可能になりました。 これにより、「手法を知り、扱えること」そのものが特別なスキルではなくなったのです。これこそがAI進化における最大の危機です。 AIによって奪われるのは、「手法を追求するスタイル」そのものです。もはや「どうすれば効率よくうまくやれるか」を考えるだけでは、競争優位性を持てなくなります。これからの時代に必要なのは、「自ら問いを立て、独自の解を導き出す力」です。これは、もう何年も声高に主張され、聞き飽きたフレーズになっていますが、これを私なりに言い換えると「手法を追求するスタイルからの脱却」です。

脱却へのステップ

これまで、「何をすればいいか?」という問いに慣れてきた中間層にとって「どうありたいか」「どうあるべきか」「どうしたいのか」と言った新しい問いを立てるのは簡単ではありません。更に「なぜこの問題が重要なのか?」や「背景にある要因は何か?」といった踏み込んだ問いを立てるのは簡単ではありません。既存の組織では、このように問いを立て直す役割付けされていないので、取り組み辛さを感じることも多いでしょう。しかし、この問いを立てる力こそが、AI時代における競争力を生む鍵です。 そこで、以下の2つのステップを意識することが有効です。これらは日常の中で取り入れやすい実践的な方法でもあります。

1. 問いの質を変える練習

「何をすれば解決できるか?」から「どうしたいのか」「どうありたいのか」「どうあるべきなのか」にシフトするだけで物事の味方が大きく変わります。あるべき状態と現状に問題が見つかった場合は「この問題の背景にはどんな要因があるのだろう?」「なぜこのような問題が起きるのだろうか」にシフトするだけで解決方法は大きく変わります。この練習を繰り返すことで、単に解決策を探すだけでなく、問題の本質に向き合う思考力を養うことができます。

具体的な実践例:

職場でトラブルが発生した場合、「誰が悪いのか?」ではなく「本来はどうありたいのか」「どうあるべきなのか」、「この状況が起きた原因は何か?」を考える。

例:「ミスなく毎日、決めらえたタスクを完了できる状態。つまり、安定してタスクを完了できる状態にしておきたい。現状は不安定な状態。安定した状態にするには?」

「ミスが増えたのは、タスクの分担に無理があるのでは?」 このように問いの質を変えるだけで、視野が広がり、解決策だけでなく改善の可能性を考えられるようになります。

2. できている人に学ぶ

自分だけで新しい問いを立てるのが難しい場合は、すでにそれを実践している人に学ぶことが効果的です。他者からの学びは、単に解決策を得るだけでなく、新しい視点を得るきっかけにもなります。

具体的なステップ:

  • 他者に問いを投げかける

例:「この問題に対して、あなたならどのように考えますか?」 「どうしてそのような結論に至ったのですか?」 その人が問題にどう向き合い、どんなプロセスで考えたかを聞き出します。

  • 答えだけでなく考え方を学ぶ

他者の答えをそのまま採用するのではなく、「どういう背景や経験からその考えが生まれたのか?」を深掘りします。

例:「もともとそのような視点で考えていたのですか?それとも何かきっかけがあってそのような視点を持ち始めたのですか?」

  • 自分なりの問いを練り直し、実践する

他者の考え方を参考に、自分の問いを再構築し、実際に試してみる。小さく地道な体験ですが、これらを積み重ねることで、このような問いを立てる力が染みつき、育っていきます。

問いを変える。AI時代を生き抜き輝くキャリアを築くための重要な一歩

繰り返しになりますが、AI時代において、「どうすれば良いか?」という問いに依存するだけでは、自らの可能性を狭めてしまいます。しかし、その問いを「どうしたいのか?」「どういう状態にしたいのか?」に変えるだけで、未来は大きく変わります。

手法やフレームワークはAIが瞬時に提供してくれる時代だからこそ、今求められているのは、自らの意志を明確にし、望む未来をデザインする力です。この問いを意識し始めるだけで、物事の捉え方や行動の方向性が変わり始めます。

「どうしたいのか?」を問うことで、行動の目的が明確になり、自然と必要な手法や選択肢も見えてくるでしょう。 それは、ただ効率的にタスクをこなすだけでは得られない、「やりがい」や「生きがい」を感じるキャリアや人生への第一歩となります。 変化の鍵は、大きな一歩を踏み出すことではなく、問いの質を変えるという小さな意識改革から始まります。日々の選択の中で、ほんの少しだけ問い方を変える。それだけで、あなたの考え方や未来への道筋がどんどん広がっていくでしょう。

仕事

キャリア

人材育成

時代

キャリアデザイン

キャリア教育

中間層

AI時代の教育

AI時代の能力開発

今日は、リーダー像について書いていこうと思います。リーダーに必要な能力、役割というと一般的に次のような回答がでてきます。

  • 「チーム全体でどんな成果を出すか」を考える視点を持つこと・
  • 自分ができるスキルを活かして成果を出すのではなく、チーム全体の目標達成を考えること
  • コミュニケーション能力やメンバーの強みを見極める力、チーム全体を俯瞰する視点・問題・解決力と柔軟な対応力を持つこと

恐らく多くの人が聞いたことのある回答でしょう。確かにリーダーに必要なことばかりです。でも、分かっちゃいるけど…という感じることはありませんか?この回答はある壁を乗り越えた先で得られるリーダー力なのです。その壁とは、コミュニケーション能力アップやメタ思考、問題解決能力などといった思考や能力を上げることではありません。プレイヤーからリーダーに変わった時、最も難しいと感じるのは「自分ができることで考える癖」から抜け出すことです。

自分のスキル(能力)をリソース(資源)として捉える

プレイヤーの場合、自分ができることを拡張・強化し、成果につなげます。しかし、これがチームとなると、自分ができることで問題解決を図ろうとすれば、多種多様なメンバーに対応するためのスキルやそのバリエーションを大幅に向上させる必要が生じます。確かに、経験が豊富なリーダーであれば、メンバーよりも知見や情報を持ち、質の高いアドバイスを提供できます。しかし、それだけではチームとしての目標や目的の達成には至りません。

そのため、リーダーとしては「私にできること」を軸に考えることから抜け出す必要があります。「私にできること」視点で考えることは、リーダーとしての能力向上を停滞させ、チーム全体の成長スピードを鈍化させる要因にもなりかねません。

このようなことから、リーダーになった時、最も高い壁となるのが〝できること視点で考える癖を取り払うこと〟だと私は考えます。

家を建てることを例に考えてみましょう。プレイヤーの役割では、自分がどれだけ他の人よりも柱を頑丈に美しく組み立てられるかに注力し、その能力を発揮します。一方で、リーダーは少し違います。柱を作っている人たちを見回り、設計図通りに正しく組み立てられているかを、自身の知見や技術、情報を活用して確認・指導することも必要です。しかし、それだけではリーダーの役割を果たしているとは言えません。自分ができることや知っていることを個別に教えるのは、リーダーではなく、先輩の役割です。一方、リーダーはそのナレッジ(知識や技術)をチーム全体にどう行き渡らせるか、組織全体で活用できる仕組みをどう構築するかを考えることが役割なのです。

思考を切り替える

リーダーになったあなたが常に意識しておくことは「自分は何ができるか」ではなく「このチームをどうしていきたいのか」「どうしていくべきか」。プレイヤー時代の「スキル」はリーダーにとっては〝武器〟ではなく、チームを支えるための〝リソース〟です。

まとめ:「私には何ができるか」ではなく「このチームをどうしていきたいのか」「何をやるか」

リーダーになるとは、プレイヤー時代の「できること思考」から卒業し、「できること」=「リソース」で捉え、不足しているリソース(自分自身にはないが目標達成のためには必要な能力)は、他で調達するなど「できることを調達する思考」に移行しましょう。「自分ができることで考える」という壁を乗り越え、チームとしてできることを拡張・チーム全体の成長と成果を見据える視点を持つリーダーとなる新たな一歩を踏み出しましょう。

「正解通りに進むほど、自分らしさから遠ざかる理由」

「決められた正解通りに進むことが、なぜ本当の自分を遠ざけるのか?」


ライフキャリアレインボーとは?役割と自分らしさの関係を紐解く

ライフキャリアレインボーは、アメリカの心理学者ドナルド・E・スーパー(Donald E. Super)が1950年代に提唱したキャリア発達理論です。この理論は、人生がさまざまな役割によって構成され、それがキャリア形成や生き方に大きな影響を与えるという考え方に基づいています。

スーパーは、人生の中で人が演じる多様な役割を「レインボー(虹)」に例えました。この虹には、家庭人、職業人、市民、学習者、余暇人、子ども、親などの役割が含まれています。これらの役割は、その時期や状況に応じて優先順位が変わり、人はそれらをバランスよく演じながら成長し、人生を築いていきます。

例えば、街に出れば「市民」として社会のルールやモラルを守ることが求められ、職場では「職業人」として成果を上げる役割が期待されます。一方、家庭では「親」や「パートナー」として愛情を注ぎ、家族を支える役割を果たします。このように、私たちは人生を通して複数の役割を果たしながら、自分自身を表現しています。

しかし、現代社会ではこの「役割」が時に窮屈でプレッシャーを伴うものとなり、「型通り」にこなすことが求められる場面が増えています。それが、「自分らしさ」を強く求める動きの背景にあるのではないでしょうか。このブログでは、「役割」と「自分らしさ」の関係について考察していきます。


役割の負担と競争の増加:現代がもたらす窮屈さ

社会が成熟するにつれ、役割に対する期待や責任が増大し、同時にそれを果たすための競争が激化しています。

特に職場では、規定されたプロセスや方法を忠実に守ることが求められる場面が増え、「型通りでなければならない」というプレッシャーが強くなっています。ノウハウ本の人気が示すように、「この方法が正解」とされるやり方をそのまま実行する風潮が広がり、個々の工夫や自由な発想を抑え込む傾向があります。

こうした環境では、役割がただの「義務」となり、自分自身の価値観や発想を活かす余地が失われることが多くなっています。このことが、ポテンシャルを十分に発揮できない原因にもつながりかねません。


「自分らしさ」を求める背景

「自分らしさ」という言葉がこれほど注目されるのは、役割が窮屈で型にはまっている現状への反動と言えます。役割を果たすこと自体は重要ですが、それと同時に自己表現の場を持ち、自分の方法で役割を全うする自由がなければ、充実感や生きがいが損なわれてしまいます。

自分らしさとは、「自分で考え、自分で決める力」の延長線上にあるものです。この力を発揮し、独自の方法で課題に取り組むことで、満足感や幸福感を得られるのです。役割の意味や目的を理解し、それを自分らしく果たす方法を見つけることは、ただの「わがまま」ではなく、役割を最大限に活かすために必要な姿勢といえるでしょう。


「役割において大事なこと」を見極める

役割を果たすうえで本当に大切なのは、「型通り」にプロセスをこなすことではなく、その役割の「本質」を理解することです。

たとえば、職業人であれば「顧客満足」を追求し、親であれば「家族の安心感」を守ること、マネージャーであれば「チームの成果を引き出すこと」を重視する、といったように、それぞれの役割が持つ本質的な目的に目を向ける必要があります。

この本質を理解し押さえていれば、やり方やプロセスに自分らしさを取り入れることが可能です。それどころか、自分なりの工夫を加えることで、その役割に新しい価値や可能性を生み出すことができるでしょう。


教育における役割:型通りではなく「本当に大事なこと」を教える

この考え方は、教育の場面にも当てはまります。教育において重要なのは、「何が本当に大切か?」を教えたうえで、生徒が「では、どうすれば良いか?」を自ら考える力を育むことです。

型通りの指導ではなく、生徒が自分なりの視点で問題を解決する力を養う教育が必要です。「自分で考え、自分で決める」経験を積むことは、ただ知識を得るだけでは得られない、主体的な人間形成に繋がります。


結論:役割と自分らしさの両立

ライフキャリアレインボーが示すように、人生は多くの役割を演じることで成り立っていますが、その役割が窮屈で型にはまったものであると、自己表現や創造性が失われてしまいます。

役割の本質を理解し、自分らしい方法でその役割を果たすことは、現代社会で必要とされる柔軟で持続可能な生き方の鍵です。また、教育の場においても、型通りではなく本当に大切なことを教え、生徒が自ら考え、行動できる力を育むことが重要です。

今、自分で考え、自分で決めて、物事を進められる役割を多く持つ人は、充実感や達成感を感じやすいのではないでしょうか。その反対に、自分のやり方や意思を反映させる機会が少ない環境では、自分らしさを表現する機会が失われ、「自分らしさ」という感覚を懐かしみ、それを取り戻したいと日々考えるようになるかもしれません。

もしそのように感じる場合には、自分で考え、自分で決めて行動できる役割を、今の生活や仕事の中に少しでも作り出してみることが大切です。例えば、小さなプロジェクトを自ら提案して進めてみる、自分の得意分野で責任を担う場を探すなど、自分らしい力を発揮できるチャンスを積極的に見つけてみましょう。仕事に限らず、市民として街の活動に参加しその機会を創出するなど、自分らしく演じられるステージを見つけ出すこともひとつの方法です。繰り返しになりますが、自分らしさとは、自分で考え決め表現することの延長にあるのですから。

小さな一歩でも、自分の意思や工夫を反映させる役割を持つことで、充実感や達成感が少しずつ戻り、自分らしさを再発見するきっかけになるはずです。その役割が増えれば増えるほど、あなたの人生やキャリアは、より豊かで意義深いものになるでしょう。 このブログが、読者の皆さんが役割やキャリアつくりについて考えるきっかけになれば幸いです。

「やりたいことは何か?」という問いは、多くの人を悩ませます。それは「人はなぜ生きるのか?」という哲学的な問いに近く、答えが一つに定まるものではありません。特に現代では、「やりたいこと」を見つけ、それを追求することが人生を充実させるための中心的なものとして神格化され、「自分らしさ」や「自己実現」と強く結びついています。このため、「やりたいこと」を見つけられないことが、あたかも欠けたものがあるかのように感じられ、重く捉えられがちです。

やりたいことを見つけたいという相談は、キャリアコンサルティングの中でも上位に入るほど多いテーマです。

「やりたいこと」という問いは非常に抽象的で、いきなり答えを出すのは難しいものです。その答えを見つけるためには、具体的な経験や関心を積み重ねながら少しずつ探っていくことが大切だと考えます。たとえば、興味を引かれるニュースや社会のテーマ、好きで楽しいと感じること、もっと知りたいと思うことなどをきっかけに、少しずつ自分の方向性を見出していくのです。

思考には抽象的思考と具体的思考があり、抽象的な考え方は具体的な要素の集まりから生まれます。やりたいこと探しも同様で、日々の具体的な経験の集合から浮かび上がってくる高次の共通点が「やりたいこと」を形作っていきます。

とはいえ、やりたいことが見つかるきっかけは一通りではありません。ある人にとっては、強烈に印象に残った出来事や特別な体験が一つの「やりたいこと」をパッと明確にしてくれる場合もあります。つまり、具体的な共通点の発見からやりたいことが見えてくる人もいれば、単発的な経験から一気に方向性が定まる人もいるかもしれません。

このように扱いにくい「やりたいこととは」について考えていきたいと思います。

1. 「やりたいこと」を神格化する社会の影響

今の社会では、「やりたいことを見つけ、それを追求することこそ理想の生き方」という価値観が根付いています。これが、やりたいことが見つからない人にとってプレッシャーとなり、日常の「小さなやりたいこと」さえ、真のやりたいことではないと感じさせてしまうのかもしれません。このように、「やりたいこと」を神格化することで、かえって人々の生活や思考が複雑になっているのです。

2. 日常の「やりたいこと」を軽視しがち

「やりたいことがない」と感じている人でも、実は日々小さな「やりたいこと」はあるものです。「何かおいしいものが食べたい」「旅行に行きたい」「今日はこの本を読みたい」といった、ささやかな欲求や興味が日常にあふれています。これらの小さな楽しみの積み重ねが、充実した人生や自己実現につながるはずですが、往々にして軽視されてしまいがちです。

3. 「やりたいこと」に対する誤解

「やりたいこと」は多くの人にとって、特別なことや壮大な目標であるべきだと捉えられがちですが、これは一種の誤解かもしれません。人生は日々の選択や小さな楽しみの積み重ねであり、そこにこそ価値や満足があるのです。「やりたいこと」という言葉に過剰な期待を抱くと、生活の中で得られるささやかな喜びを見逃してしまうリスクもあります。

4. 日常の「やりたいこと」を尊重する視点

「やりたいことがない」と悩む人には、「やりたいことはすでにある」という視点で捉えることが有効かもしれません。やりたいことを「必ず成し遂げたい特別な目標」とするのではなく、日常の「ちょっとした楽しみ」「少しの興味」として受け入れてみるのです。この視点を持つと、やりたいことに対するプレッシャーが和らぎ、日常の行動や経験が積み重なって自分らしさが形作られていくかもしれません。

5. 「やりたいこと」に囚われない生き方のすすめ

問題なのは、「やりたいことが見つからないこと」ではなく、「やりたいことを見つけなければならない」という考え方が人を縛っている点です。小さく意味のないことのように感じるかもしれませんが、やりたいことを見つけることに固執せず、日常の中で何に喜びや楽しみを感じるかを観察することが最大の近道です。そうして、やりたいことの輪郭をはっきりさせていけるのです。

結論

やりたいことを神格化すると、その問いが重くなり、答えを見つけることが難しく感じられるようになります。しかし、「やりたいこと」を見つけたときの充実感や達成感を求める気持ちも理解できます。だからこそ、自己実現やポジティブな感情、成果のすべてを「やりたいこと」に詰め込もうとするのは、やりたいこと自体に重圧をかけすぎてしまうように感じます。

実際には、日常の小さな欲求や興味に対して行動することが豊かで充実した人生の基盤となり得ます。 もっと知りたいややってみたい、人に伝えたい、これ好き、たくさんある中で楽しい仕事はこれだな、、などに目を向けることで、自然と「やりたいこと」が明確になっていくかもしれません。

小さな「やりたいこと」や「知りたいこと」から始め、行動につなげることが大切だと私は考えます。抽象的な問いに対する答えが出ないときこそ、具体的な行動や体験を通じて、その中から共通点を見つけ出すのが一つの方法です。

やりたいことが見つかるきっかけは人それぞれで、一通りではありません。ある人にとっては、強烈に印象に残った出来事や特別な体験が一つの「やりたいこと」をパッと明確にしてくれる場合もあります。つまり、ある人は具体的な共通点の発見からやりたいことが見えてくるかもしれませんし、別の人は単発的な経験をきっかけに一気に方向性が定まることもあるでしょう。そして、「やりたいこと」を見つけた人も、振り返ってみると「ただやってみたいことを試してきただけだ」と感じるものかもしれません。

(キャリアサルタント幟建由佳)

ロボットが仕事のパートナーになる未来 ~ロボットが隣にいる未来のキャリア~

テクノロジーが進化する中で、ロボットと人間が協力して仕事を行う未来はますます現実的になっています。ロボットが正確性や効率性を提供し、人間が共感やコミュニケーションを担当するという協業は、未来の職場で重要な役割を果たすでしょう。特に、ロボットが専門職での正確な作業を担当し、人間が対人スキルを活かすという役割分担は、すでに現実の一部となりつつあります。

ロボットとの補完的な役割分担:薬剤師の例

ロボットと人間が協力して仕事を行う具体例として、薬剤師を例に挙げてみましょう。未来の薬剤師は、ロボット薬剤師と共に働くことが想像されます。ロボットは薬の調合やデータ処理などの正確性が要求される業務を担当し、人間の薬剤師は患者とのコミュニケーションや感情的なケアを行うことに集中します。

このような役割分担により、ロボットはエラーのない調合やデータ管理を行い、人間は患者に寄り添い、質問や不安に応じることができます。この協働により、薬剤師自身の業務負担が軽減され、医療の質が向上することが期待されます。ロボットは技術的なサポートを提供し、人間は患者との信頼関係を築くという「技術と共感の融合」が可能です。

感情ケアとロボットのサポート

ロボットは、正確な作業をこなすだけでなく、人間のメンタルケアのサポート役としても活躍する可能性があります。例えば、ロボットが業務をサポートすることで、従業員が感情労働の負担を軽減し、ストレスを感じることなく対人業務に専念できるようになるでしょう。これにより、仕事の効率性と人間関係の質が向上します。

特に、ロボットは感情的な偏見を持たないため、ストレス解消のための「聞き役」としても機能します。従業員が日々のストレスをロボットに吐き出し、感情を整理することができる場を提供することで、メンタルヘルスの向上に繋がる可能性があります。

未来の職場環境の変革

ロボットが職場での作業や感情サポートを行うことは、未来の職場環境を大きく変革するでしょう。特に、医療やサービス業のように、正確さと対人スキルの両方が求められる職種において、ロボットが業務の負担を軽減し、人間が感情ケアに集中できる環境が整うことで、労働者のストレス軽減と生産性の向上が同時に実現します。

ロボットとの協業が進むことで、従業員は業務の効率化だけでなく、人間的な価値にフォーカスした仕事に専念できる未来が見えてきます。

感情的依存のリスクと対策

ロボットと共に働くことには多くのメリットがありますが、感情的な依存や誤解のリスクについても十分に理解しておくことが重要です。まず、人間同士のコミュニケーションが減少するリスクがあります。ロボットとのやり取りに依存しすぎると、人と人との直接の対話が減り、孤立感や社会的なつながりの欠如が生じる可能性があります。この点では、ロボットをあくまでサポート役として位置付け、人間同士のコミュニケーションの重要性を忘れないことが大切です。

さらに、もう一つ理解しておくべきことは、ロボットはあくまでロボットであるという事実です。ロボットが人間のような形をしていて、質量を持ち、言葉を発することによって、無意識にロボットを「人」と勘違いしてしまう可能性があります。人間は、対話や接触を通じて感情的なつながりを築こうとする生物です。ロボットが人間のように振る舞うことで、利用者はそのロボットに対して感情移入し、ロボットを感情的な存在だと思い込むリスクがあるのです。

このような誤解を避けるためには、ロボットとの関係を明確に認識し、あくまでロボットは「ツール」であることを理解して使用する必要があります。ロボットとの交流を過剰に人間的なものとして捉えるのではなく、感情のアウトプットや業務の補助を提供する存在として利用することが重要です。

良い塩梅を保つことの重要性

どの時代においても、技術の進歩や新しいツールを取り入れる際には、「良い塩梅」を見つけることが不可欠です。これはロボットとの共存においても同様です。ロボットを最大限に活用する一方で、人間としての本質や感情的なつながりを損なわないよう、適切なバランスを保つことが求められます。特に、便利なツールやテクノロジーは、それに過度に依存しないように注意し、人間らしさを忘れないことが鍵です。

技術が進化し、ロボットが多くの業務を代行する時代になっても、私たちがどのようにそれらと共存し、人間としての価値をどこに置くかが問われ続けるでしょう。この「良い塩梅」を保つことこそが、技術の恩恵を享受しながらも、過度な依存や誤解を防ぎ、健全な未来を築くための鍵となるのです。


まとめ

「ロボットが仕事のパートナーになる未来」は、職場の効率化と人間関係の質の向上、両方に貢献する可能性を秘めています。特に、ロボットが正確な作業を担当し、人間が対人ケアに集中する役割分担は、技術と共感が融合する理想的な働き方のひとつでしょう。ただし、ロボットへの依存には慎重になり、適切なバランスを保つことも重要です。私たちがロボットと共に進化し、より良い職場環境を築いていけると考えると、未来がちょっと楽しみになりますね。


自分にフィットするキャリア選択の第一歩:メンターが導く新たな視点と選択肢

サードプレイスでメンターを持つ価値:20代半ばから後半のキャリア転換期に考えるべきこと

20代半ばから後半、多くの人がキャリアについて悩み始めます。この時期は、仕事にも少し慣れてくる一方で、ライフイベントや将来の不安が重なり、キャリアの方向性を見直す「転換期」に直面します。そんな時、職場や家庭ではない「サードプレイス」でメンターを持つことが、キャリア成長に非常に効果的だと、多くの20代が感じています。

あるクライアントは、次のような感想を語ってくれました。

「上司や先輩には言いにくいこともあります。例えば、自分の成長に本当に必要なことや、キャリアの方向転換については、どうしても会社の反応や心象に与える影響が気になります。でも、メンターとはそういうことを心配せず、〝自分自身にフォーカスして〟話せるんです。自分の本音に向き合える時間が持てるのが、本当に価値があると感じています。」

彼女はさらにこう続けました。

「まさに私の考えの本質を捉えてくださって、やりたいことややってみたいことなど頭の中で散らかっていた希望が整理された感覚でした。そこがこう繋がるのか!って、目から鱗の瞬間がたくさんあって、本当にこのタイミングで相談してよかったです。最初は焦って『今すぐに結論を出さなきゃ』って思っていたけど、今はまだ情報を集める時期だと気付きました。結論を出すにはまだ早かったんです。」

彼女の言葉は、サードプレイスでメンターを持つ価値を端的に表しています。自分の思考が整理され、希望や目標が明確に見えてくるだけでなく、焦らずに次のステップに進むための時間を取ることの大切さを実感できたのです。

思考の整理と選択肢の広がり:固定化した思考からの解放

キャリア転換期には、仕事の経験が増え、自信がついてくる一方で、「この道で本当に良いのか?」という疑問が生まれます。しかし、自分一人でその疑問に向き合うと、思考パターンが固定化されやすく、選択肢が限られているように感じてしまうことがあります。

別のクライアントもこんなふうに言っています。

「自分で悩んでいると、どんどん視野が狭くなって、〝これしかない〟って思い込んでしまうんですよね。でも、メンターと話すことで、新しい選択肢に気付けました。自分では絶対に見つけられなかった道を教えてもらった感覚です。」

このような思考の整理は、固定化した思考パターンを解きほぐし、新たな選択肢や視野を広げる手助けをしてくれます。多くの人がメンターとの対話を通じて、自分では気付かなかった新しい可能性を発見し、「目から鱗」の瞬間を経験しています。

何から手をつけるべきか?複数の問題の整理

キャリアの転換期には、複数の問題が絡み合って、どれから手をつけていいのか分からなくなることがあります。これは、仕事の将来性、ライフイベント、収入の安定、スキルアップなど、さまざまな課題が同時に存在するためです。自分だけで悩んでいると、それらが複雑に絡み合い、優先順位を見失ってしまうことがあります。

あるクライアントは次のように言いました。

「キャリアの方向性に悩んでいた時、どこから手を付けていいのか全く分からなかったんです。いくつもの課題が頭の中でぐちゃぐちゃになってしまって。でも、メンターと話しているうちに、自然と問題が整理されて、まず何をすべきかが見えてきました。」

彼女の言葉は、キャリアに対する悩みがいかに複雑で、優先順位をつけるのが難しいかを物語っています。メンターとの対話は、このような混乱した状況を一緒に整理し、今何を優先すべきかを明確にするプロセスです。このプロセスにより、クライアントは自信を持って次のステップに進むことができるようになります。

サードプレイスのメンターが提供する価値

サードプレイスでのメンタリングは、キャリア転換期において特に以下の価値を提供します。

  1. 評価や心象を気にせず話せる自由
    クライアントが言っていたように、職場や家庭では評価や他人の反応を気にしなければならないため、本音を言いづらいことが多いです。しかし、メンターとの対話は、こうしたプレッシャーから解放され、自分の本当の気持ちやキャリアの希望に向き合うことができます。これが「自分自身にフォーカスできる」という貴重な時間です。

  2. 思考の整理と選択肢の広がり
    固定化した思考パターンを解きほぐし、新たな視点でキャリアを見直すことができるのがメンターとの対話です。選択肢が広がり、自分では気付かなかった可能性を発見することができます。

  3. 複数の問題の整理と優先順位の明確化
    キャリアの転換期には、多くの問題が絡み合い混乱しがちです。メンターはその問題を一緒に整理し、どれを優先すべきか、どこから手をつけるべきかを明確にしてくれます。これにより、安心して次のステップに進むことができます。

  4. 焦らないための時間管理
    メンターとの対話は、今すぐに結論を出さなければならないというプレッシャーを和らげてくれます。前述のクライアントのように今は情報収集の時期であり、まだ結論を急ぐ必要がないと気付いたことで、焦らずに自分のペースで進める安心感が得られることもあります。

自分が今、どの地点にいるのか?決断の時か決断するための一歩目なのか?分岐点にいるのか?を知ることで、適切な時間管理が可能となります。


キャリア選択には、納得して決める場合、衝動的に体が動いて決断する場合、あるいは外からのチャンスに飛び乗る場合など、さまざまな形があります。どんな形であれ、大切なことは「これを自分が決めた」という実感を持つことです。自分で選択したという感覚こそが、キャリア選びの第一歩であり、自律的なキャリア形成の基盤です。


最後に

会社に所属するということは、組織の一員としてチームや会社全体の目標に向けて貢献することを求められる場です。自分の役割を全うし、その貢献が組織や周囲に評価されることで、さらに自分のキャリアを成長させることができるのです。 そのために大切なのは、「自分はどのような価値を提供できるのか?」を常に意識しながら関わること。これが、会社員としての成長と、自分自身のキャリアを築くための理想的なアプローチだと考えます。

私は、これからもキャリアの節目にいる人たちのキャリアをサポートし続けます。

売り手市場の終焉:グローバル競争とAI時代が求める新しいスキル

接客業とキャリア形成が直面する未来の課題と戦略


労働市場の変化と売り手市場の終わり

日本の労働市場は、ここ数年「売り手市場」として転職希望者に有利な状況が続いてきましたが、この状況は永遠に続くとは限りません。技術革新やグローバル化が急速に進む中で、今はまさにその変わり目に差し掛かっていると感じています。これから数年以内に「買い手市場」への転換が起こることを見据え、私たちは今から準備をしておくべきではないでしょうか。そんな中、特に注目すべきは、接客業です。接客業はこれからのキャリア形成において重要な役割を果たす職種になる可能性が高いと考えています。


1. 接客業の未来とグローバル競争

現在、接客業やサービス業界では、慢性的な人手不足が続いています。この状況を解決するために、自動化や無人運営の技術が導入され、人手不足の解消に一定の効果を見せています。しかし、この流れが進む一方で、有人の接客業の価値も急速に高まっていると私は感じています。

1-1. グローバルな競争における接客業の変化

特に、アジアや欧米のホテル業界や飲食業界では、AIを活用した効率化が進んでいますが、それだけではなく、人間によるホスピタリティがさらに重要視されています。顧客は単なるサービスを求めるのではなく、個々に合わせた「体験」を期待しているのです。デジタルが発達したことで「人」への期待は高まっている、そのように感じます。国内だけではなく、世界的な流れでしょう。今後、世界基準のサービスを提供できる人材の需要が高まることが予想されます。

1-2. 高度なスキルが求められる接客業

AIによる作業の自動化が進む一方で、有人接客にはさらに高いスキルが求められています。顧客のニーズに即座に対応する問題解決能力や、個々の顧客の感情や要望を深く理解する力が不可欠です。有人接客から得られる顧客データは、オンライン上の一般的なデータとは異なり、リアルタイムで取得される独自で新鮮な情報です。これらのデータは、マーケティングやサービス改善、企画において強力な武器となり、企業の競争力を大きく向上させる資産となります。また、個人のキャリア形成においても、これらのスキルを伸ばすことで、さまざまな場面で活かせるポータブルスキルとして重要な財産となるでしょう。


2. グローバル競争とキャリア形成

接客業だけでなく、キャリア形成全般においても、グローバル化とAIの影響は無視できません。労働市場が国際的に競争激化する中、今後は海外市場での競争に直面する機会がますます増えるでしょう。

2-1. 海外人材流入の影響

日本国内でも、特にITや技術分野において、外国人労働者が増加しています。彼らは高度なスキルと柔軟な働き方で、労働市場において強い競争力を発揮しており、この流れは止まることはありません。特に技術系企業にとっては、外国人労働者の存在はもはや避けられない現実となっています。

2-2. 日本人のグローバルなキャリア形成

一方で、日本人労働者も国内にとどまらず、海外市場を視野に入れたキャリア形成が必要となっています。AIや自動化が進む中、グローバルに活躍するためには、言語力、異文化理解、そして専門知識の強化が求められます。また、フリーランスとして働く機会やリモートワークの可能性も広がっており、これまでとは異なる柔軟なキャリア戦略が重要です。あれこれ全てのことをやらなくてはいけない…ということではなく、まずはこれらのことを理解し意識し視野を広げておくだけでも、キャリア戦略に大きな変化を与えます。

今、日本は人手不足が課題です。このように不足が課題の時には、新しい取り組みや枠組みが考えられるようになります。つまりこれまでの常識が覆る瞬間です。そして、新たな価値が生まれる瞬間です。この瞬間、個人としてやれることはたくさんあります。例えば、普段とは違う情報や人に触れてみる・やってみたかったことをやってみるなど。

忘れてはいけないことは、海外は貪欲にそしてがむしゃらに挑んでいるということです。特に新興国や成長市場では、リソースを最大限に活用し、スキルを積極的に身につけようとする動きが活発です。彼らは常に新しいチャンスを探し、時にはリスクを冒してでも自分たちのキャリアをグローバルに展開しています。おちおちしてはいられないのです。日本も、この波に乗り遅れないためには、貪欲さとスピード感を持って自己成長に励み、変化を恐れずに挑む姿勢が求められています。競争はすでに激化しており、待っているだけではなく、行動することで新たなキャリアチャンスを切り開くことが重要です。


3. 企業の役割と人材育成

個人のキャリア戦略が変化する中で、企業側もまた変わる必要があります。特に接客業やグローバル市場では、従業員に高度なスキルを提供し、彼らが顧客体験の創出者として活躍できるよう、企業は環境や教育、チャンス・仕事の与え方を整える必要があります。これまでの接客業にはなかったマーケティング視点やブランディング、企画力といったスキルが求められる時代が到来しています。接客業は、これからますます面白く、重要な職種になっていくでしょう。


結論:売り手市場の終焉に備えたキャリアとスキルの再構築

「売り手市場」の時代は、今や転換期を迎えています。これからは、個人と企業の双方において、新たなキャリア形成のアプローチが求められる時代です。接客業においても、技術と人間のスキルが融合し、従業員がより高度な役割を担う必要があります。ありきたりではありますが、これからのキャリア形成においては、AIによる技術的なスキルだけでなく、人間が提供できる柔軟な対応や創造力もやはり重要な要素となるでしょう。成功の鍵は、技術と人間のスキルがどのように適応し、共存していくかにかかっています。


AI時代と労働力不足が生むキャリア形成の課題:超売り手市場の終焉に備える

現在、日本では深刻な労働力不足を背景に「売り手市場」が続いています。企業は新しい人材を必要としており、転職希望者にとってはまさにチャンスの時期です。多くの人が、会社を辞めてもすぐに次の職場が見つかるため、安易に退職するケースも増えてきました。しかし、この「売り手市場」は果たしていつまで続くのでしょうか?

労働市場の将来を見据えると、5年以内には今のような状況は大きく変わる可能性が高いのではないかと、私は思います。AIやロボット技術の進化、そしてそれを活用しようとする社会・企業の強いニーズが、今後の市場を大きく左右するからです。

超売り手市場はいつまで続くのか?

今後5年の間に、今のような「誰でも雇える」状態の売り手市場は終わりを迎えるのではないでしょうか。労働力の減少と技術の進化により、企業はより少ない人数で業務を効率化する必要性に迫られます。AIやロボットを導入し、業務の多くを自動化できるとわかった企業は、「人手を補うためにAIの手を借りたい」という願望を実現し始めています。

優秀な人材への需要について:

結果として、今後も労働市場では優秀な人材への需要が続くでしょう。特に高度なスキルや創造的な能力を持つ人材は、AIや自動化が進む中でも重要な役割を果たすことが期待されます。一方で、単純作業やルーチンワークは、AIによって効率化され、徐々に人手から置き換えられる可能性が高まっています。このため、労働市場における競争は、技術や創造力を持つ人材に一層集中していくでしょう。

接客業の無人化について:

接客業においては、深刻な人手不足が「無人化」を推し進めているのではないでしょうか。セルフレジや自動化されたサービスなど、技術の導入により一部の業務が人手からAIやロボットに置き換わっています。これにより、少ない人員で効率的なサービスを提供することが可能となり、企業は人手不足の課題に対処しています。この動向は今後も加速し、一部の業務においては完全に無人化が進むことが予想されます。

この流れの中で、AIやロボット技術の進化だけでなく、それを求める社会や企業のニーズが、さらに「人不要化」を加速させています。慢性的な人手不足から、売上減少に悩む企業は、AI導入による効率化でコスト削減を図り、次第に「AIで十分」と感じ始めることは容易に推測されます。

未来を見据えたキャリア形成のポイント

では、このような状況を踏まえて、私たちはどのようにキャリアを形成していくべきでしょうか?大切なのは、AIに代替されない付加価値を持つ人材になることです。すでに多くの場面で繰り返し言われているため、「聞き飽きた…」と感じる方もいるかもしれません。しかし、このことが何度も強調されるのは、それだけ重要であり、今こそキャリアについて真剣に考える時期だからです。

以下に、キャリア形成において押さえておくべきポイントを挙げます。

1. 裁量権のある仕事に積極的に取り組む

AIに代替されない仕事を担うには、自ら意思決定できる裁量権のある仕事に関与することが重要です。これにより、問題解決力やリーダーシップが身につき、将来的に価値のある人材へと成長できます。

2. 全体像を把握する視点を持つ

ビジネスの全体像を理解し、広い視点で物事を俯瞰する力が必要です。単なるルーティンワークに留まらず、戦略的な思考を持ち、企業全体の目標に貢献できるスキルを身につけることが、将来のキャリアにとって重要です。

3. 20代ではワークライフバランスに重心を置きすぎない

20代は、キャリアの基盤を築く非常に重要な時期です。この時期においては、ワークライフバランスだけに重きを置くのではなく、与えられた目標達成にしっかりとコミットすることが将来的な成功への大きなステップとなります。もちろん、バランスを取ることも重要ですが、20代はまだ成長と経験を積み重ねる段階にあり、今後のキャリアを形成するための基礎を固める最もエネルギッシュな時期でもあります。 この時期に、仕事に対する強いコミットメントを持ち、与えられたタスクや目標を達成することで、自分のスキルや実績を積み重ねることが可能になります。この経験が、後にワークライフバランスを考える際にも、自分に合った働き方を選択できる基盤となります。20代での努力は、その後のキャリアにおける選択肢の幅を広げ、リーダーシップや重要な役割を担うための信頼を築くためにも欠かせません。 ワークライフバランスは後にしっかりと調整できるスキルとして身につけられますが、若いうちに挑戦や学びに集中し、目標達成に注力することが、将来の安定したキャリアと成長に直結するのです。

4. コミュニケーション力を磨く

AIが進化する一方で、人との信頼関係や対話を通じたコミュニケーション能力は引き続き重要です。リーダーシップを発揮し、チームをまとめる力が、AI時代でも人材としての価値を高めます。

5. 専門性と柔軟性を持つ

特定の分野で深い専門知識を持ちながらも、変化に適応する柔軟性を持つことが求められます。AI技術が進展する中で、新しい技術やトレンドに対しても常に学び続ける姿勢が重要です。

このように、キャリア形成においては、ただ与えられた業務をこなすだけでなく、自ら成長する姿勢が今後の成功に繋がります。未来のキャリアにおいても競争力を持ち続けることができるでしょう。

結論:未来に備えるための行動を今始める

労働力不足とAI技術の進化が交差する中で、私たちのキャリアはこれまでにない大きな変化を迎えようとしています。この変化は、単なる「人手不足」の問題を超え、AIによる業務の効率化や自動化が進むことで、人間が担う役割が再定義される時代を意味します。だからこそ、今こそ自分のキャリアに真剣に向き合い、次のステップを踏み出す時です。

これから労働市場が大きく変貌するでしょう。単純な作業は、今後ますますAIに取って代わられる可能性が高くなるでしょう。それに伴い、自分で考え、自ら決断でき、行動できるといったような人材が、より多くの機会を得る時代が到来するかもしれません。市場のニーズが変化する中で、こうした人材が求められる傾向は強まる可能性があります。

  • 裁量権を持つ仕事に挑戦する
  • ビジネス全体を俯瞰できる力を養う
  • 20代ではワークライフバランスに重心を置きすぎない
  • コミュニケーションとリーダーシップを強化する
  • 専門性と柔軟性を兼ね備えた人材になる

これらの行動が、未来の労働市場で成功を収めるための基盤を築きます。

少し話はそれますが、ここで同時に考えたいのは、「今を生きる」という考え方です。これが、未来を全く予測せずにその瞬間を楽しむという意味にとどまるわけではありません。不確実で変化の激しい現代社会において、未来の変動を予測し、社会の動きに興味を持ち、それを自分ごととして考えることこそが、自分らしいキャリア形成を実現するための重要な視点です。

つまり、今を生きるというのは、未来に向けた計画や準備をすることと矛盾しません。むしろ、不確実な未来に対応するためには、柔軟性を持ちつつも、自分がどう成長し、どう貢献していくかを主体的に考えることが必要です。このように未来に向けた準備をすることで、より確かな「今」を生きることが可能となるのです。

そして忘れてはいけないことは、世界はもっと貪欲にハードに動いているということ。いよいよ本格的に、自律的なキャリア形成の時代が到来したように思えます。

「続編: AI時代と労働力不足が生むキャリア形成の課題:超売り手市場の終焉に備える」に続く

選択肢が見えないときに必要な“解像度を上げる”考え方

〜解像度を上げて考え、背景を理解することで見つける新たなキャリアの選択肢〜

キャリアの意思決定において、迷いを感じたことはありませんか?「やりたいことはあるけど、どうすればいいか分からない」「自分にとって本当にベストな選択肢が何か見えてこない」という状況は、多くの人が経験するものです。

そんなとき、解像度を上げて自分の状況や欲求を捉え、さらに自分の背景をしっかりと理解することで、新しい選択肢や可能性が見えてくることがあります。今回は、その考え方について掘り下げてみましょう。


ビッグワードに頼ることのリスク

「海外で働きたい」「キャリアアップしたい」といった大きな目標や欲求は、誰もが一度は抱くものです。しかし、これらはビッグワードであり、漠然としたものに過ぎません。こうした言葉だけに頼っていると、具体的な方向性を見つけるのが難しくなります。

ビッグワードにとらわれ続けることで、選択肢が狭まり、実際に自分が本当に求めているものが見えなくなるリスクがあります。たとえば、「海外で働くこと」が目標だと考えていても、その背後にある真の欲求、つまり「新しい挑戦をしたい」「異文化に触れたい」といった具体的な動機に気づかないまま進んでしまうことがあります。

さらに、「海外に行きたい」という欲求も、本来は手段の一つであるはずなのに、いつの間にかそれ自体が目的となってしまうケースが多く見られます。実際の目的は「新しいスキルを身につけたい」「自己成長を図りたい」「グローバルなネットワークを広げたい」などであり、海外に行くことはそれを達成するための手段に過ぎません。

しかし、手段であるはずの「海外に行くこと」が目的化してしまい、「なぜ行くのか」「今本当に必要なのか」を深く考えずに、ただその行動自体にとらわれることがあります。このような場合、海外に行ったとしても、自分が本当に目指していた成長や目標には到達できない可能性が高いのです。

「もし海外に行くことが目的なら、行けばいい」というシンプルな話に思えるかもしれませんが、重要なのは「その先に何を成し遂げたいのか」です。解像度を上げて考えることで、海外へ行く以外の手段、たとえば国内での新しい挑戦やリモートワークでのグローバルな経験など、他の選択肢も見えてくるでしょう。


このように、目的と手段を混同しないことが、キャリアにおいてより納得のいく選択や行動に繋がります。

解像度を上げることのメリット

解像度を上げて考えるとは、ビッグワードの背後にある具体的な要素を掘り下げ、明確にすることです。このアプローチには以下のメリットがあります。

  1. 本当の欲求が明確になる
    ビッグワードではなく、その背後にある動機や目標が見えるようになることで、自分が本当に何を求めているのかがクリアになります。

  2. 現実的な選択肢が広がる
    解像度を上げて考えることで、キャリアの選択肢がより具体的になり、単に「海外に行く」以外にも、現実的で適した選択肢が見えてきます。

  3. 納得感のある意思決定ができる
    自分の欲求や動機をしっかり理解した上で意思決定することで、迷いや後悔が少なくなり、自信を持って次のステップに進むことができます。


受講生の背景をしっかり捉えることの重要性

解像度を上げることに加えて、もう一つ大切なのは、その人の背景をしっかりと理解することです。これまでどのような経験をしてきたか、どのような価値観を持っているか、どんなライフイベントがあったかという背景が、キャリアの意思決定に大きな影響を与えます。

私がキャリアコンサルティングを行う際には、受講生の背景を丁寧にヒアリングし、その人にとって最適な選択肢や方向性を見つけるための土台作りを行います。背景を理解することで、その人が今抱えている悩みや目標が、より深く見えてくるからです。


解像度を上げることで見えてくる新たな選択肢

私が担当したある受講生は、「海外で働きたい」と考えていました。しかし、話を聞いていくうちに、その欲求は単なる表面的なものに過ぎないことが分かりました。彼女が本当に求めていたのは「新しい挑戦」や「成長機会」であり、それが必ずしも海外である必要はなかったのです。

解像度を上げて具体的に考え、さらに背景を踏まえて掘り下げることで、彼女は「現在の職場で新しいプロジェクトに取り組む」という新たな選択肢を見つけました。このように、ビッグワードを具体的な要素に分解することで、全く異なる解決策が見つかることも多いのです。


自分のキャリアにも解像度を

自分のキャリアに迷ったときは、まずビッグワードに頼らず、解像度を上げて具体的に考えてみましょう。そして、自分の背景や過去の経験を振り返ることで、見えていなかった選択肢や新たな視点を得ることができます。

もし、選択肢が見えなくなっていると感じているなら、一度解像度を上げる視点で自分の状況を整理してみることをお勧めします。そして、必要であれば信頼できるメンターやコンサルタントに相談してみてください。


解像度を上げて考え、自分にとって最適なキャリアの選択肢を見つけるためのサポートが必要な方は、ぜひお気軽にご相談ください。

キャリアコンサルティング(90分/11,000円)

詳細はお問合せフォームでご連絡ください。


視点を切り替えてチームを前進させる!リーダーがメンバーとのズレを活かす思考法

メンバーとのズレをポジティブに掘り下げるコミュニケーション

チームをリードしていると、時にはメンバーとの間に微妙な距離感や意識のズレを感じることがあります。このような状況に直面すると、リーダーとして「なぜこのズレが生じているのか?」と原因を探りたくなるのは自然な反応です。しかし、深掘りしていくうちに、不平や不満が浮かび上がり、チーム内にネガティブな空気が漂ってしまうこともあります。このアプローチを続けてしまうと、チームの本当のニーズや前向きなエネルギーを見逃す危険性があるのです。

私の経験からも、意識のズレの背景にはメンバーが「もっとこうしたい」「もっと良くしたい」といったポジティブな願望が隠れていることが多いと感じています。問題の原因にばかりフォーカスするのではなく、視点を変えて「相手は何を望んでいるのか?」に目を向けることで、チーム全体が成長し、前進する大きなチャンスが生まれるのです。

掘り下げ方を「原因」から「欲求」に切り替える

違いを感じたとき、リーダーとして原因を追求しようとするのは当然の反応です。しかし、そこからさらに重要なのは、メンバーが「本当は何を求めているのか?」を探ることです。たとえば、あるプロジェクトでメンバーが意識をズラしているように見える時、その背後には「効率よく進めたい」や「新しい方法を試したい」という前向きな意図があることも多いのです。

そこで 、掘り下げ方を「なぜこうなったのか?」から「相手はどうしたいのか?」に切り替えることがカギとなります。この視点の転換により、表面的な不満に終始するのではなく、建設的な対話が生まれ、チームの新たな可能性が引き出されるのです。ついつい事象から原因を見つけようとするのではなく、相手の「want」にフォーカスすることで、ポジティブな対話の機会が生まれる可能性があります。

視点を変え、視座を高める

リーダーとして最も大切なのは、視点を変え、視座を高めることです。原因を探ろうとする前に、メンバーが本当は何を求めているのか、その「want」に焦点を当てることで、メンバーのモチベーションを引き出すことができます。決めつけずに耳を傾け、メンバーの内に秘められたポジティブな願望に気づくことで、チームをポジティブな方向に導けるのです。

決めつけずに聞くことは、視座を高めるための第一歩でもあります。リーダーは時に早く結論を出したくなることがありますが、その前にメンバーの声に耳を傾け、彼らが持っているポジティブな意図に気づくことが、ポジティブな解決策を導く鍵となります。

ポジティブな解決へと導くために

違いやズレを感じたときこそ、視点を変えて「原因」ではなく「相手の欲求」を掘り下げることが大切です。メンバーが持つポジティブな願望に耳を傾けることで、チーム全体の可能性が広がり、強力な組織として成長する道が開けるのです。リーダーとして視座を高め、チームの成長をサポートし続けることが、成功への重要なステップになるでしょう。

自分自身が「もっとこうしたい」「もっとありたい」と思うのと同じように、メンバーもまたそう感じているのです。その想いに気づき、共に前進できる環境を築くことで、チームはさらなる高みへと進んでいけるのです。

「スペックではなく、価値を創造して勝負するキャリア形成」

スペック重視から価値創造へ

スペック重視のキャリア形成は、あくまで目に見える実績や資格を強みにしがちです。しかし、これだけでは他者との差別化が難しく、自分の個性や独自の魅力を引き出すことができません。どんなに高いスペックを持っていても、それをどう活かし、どんな価値を周囲に提供できるかが問われる時代です。

例えば、企業は「優れた技術力」だけではなく、その技術が顧客の課題をどう解決するか、どんな未来をもたらすかに注目しています。同様に、私たちがキャリアを築く際も、自分のスキルや経験をどう社会に還元し、価値を提供できるかを考える必要があります。

キャリア形成のゴールは価値の提供

私のキャリア相談では、クライアントが「自分にしかできない価値とは何か?」を見つけるプロセスを大切にしています。その価値は、個人の強みや経験、そして仕事に対する姿勢や日々の取り組み方に基づいています。また、目的意識を持って仕事に取り組むことが、価値を創造するために欠かせない要素です。目的を持つことで、どのような環境でも自分の役割や貢献を明確にし、仕事の質を高めることができます。

特に今のような変化の激しい時代において、持っている知識やスキルはいつ陳腐化するかわかりません。そのため、絶えず価値を創造し続けることこそが、キャリアの安定や成長を支える鍵となります。

価値を創造するための3つのステップ

  1. 自分の強みを知る
    キャリア形成の第一歩は、自分の持つ強みを理解することです。これまでの経験やスキルを棚卸しし、何が自分の独自性を際立たせる要素なのかを見つけましょう。

  2. ニーズに合わせて価値を提供する
    次に、強みを活かして、どのように周囲や市場のニーズに応えられるかを考えます。自分が持っているものをただ売り込むのではなく、相手が何を求めているかを理解し、それに応じた価値を提供することが重要です。

  3. 常に学び続ける
    価値を提供し続けるためには、常に新しい視点を取り入れ、自己成長を怠らないことが大切です。学びを続けることで、自分自身が提供する価値も進化し続けます。

最後に

キャリアを形成する上で大切なのは、いかに自分のスペックを高めるかではなく、いかに価値を創造し続けるかです。私のキャリア相談のゴールは常にここにあります。自分にしかできない価値を見つけ、その価値を通じて社会や他者に貢献することが、成功への最短ルートだと信じています。


毎月開催の講座のお知らせ

自分の強みや価値、大切にしていることを棚卸しし、さらに未来創造に向けたアクションプランを作成する実践的な講座を毎月開催しています。自己理解を深め、今後のキャリアやPRにも活用できる内容です。詳細はこちらからご確認ください。 毎月開催の講座について。

世代別育成論:10代・20代を通して成長をデザインする方法

育成には世代に応じたアプローチが必要です。特に10代と20代では、求められるスキルや知識だけでなく、その時期に適した「育て方」に大きな違いがあります。私は、10代から20代後半までの成長過程において、それぞれの世代に合わせた適切なサポートを提供することが、最も効果的な育成を実現するための鍵だと考えています。今回は、10代から20代後半までを3つのステージに分け、それぞれの成長過程における理想的な育成方法についてお話しします。


10代:理論よりも「事の善悪」を教え、損得ではなく判断力を養う

10代はまだ社会経験が少なく、物事の善悪の判断力が未熟な時期です。この時期には、何が正しいか、何が間違っているのかという基本的な価値観をしっかりと教えることが大切です。ここで重要なのは、物事を損得で判断するのではなく、善悪の視点で判断する力を養うことです。
たとえば、目先の利益に囚われず、長期的に見て正しい道を選ぶことの重要性を教えることが求められます。損得勘定ではなく、正しい行いが最終的には自分にも組織にも良い結果をもたらすことを体感させることが目標です。

また、10代の育成では、理論やテンプレートに頼りすぎることは避け、肌感覚を養うことが重要です。若い世代には、実際に自分で感じ、考え、判断する力を育む場が必要です。理論を学ぶことも大切ですが、それに依存しすぎると、作業スキルに偏りすぎてしまい、柔軟な判断や直感的な対応力が育ちにくくなる恐れがあります。この段階では、形式的なスキルよりも、体験を通じて直感的な理解を深めることが優先されるべきです。


20代前半:裁量権を持たせ、リーダーの疑似体験を通して成長を促す

20代前半は、エネルギーに溢れ、挑戦心が高まる時期です。この時期には、理論を学ぶことも重要ですが、裁量権を持たせて実践を積むことが何より大切です。特に、自分で意思決定を行い、リーダーシップを疑似体験することが大きな成長のカギとなります。

裁量権を与えることで、彼らはリーダーとしての立場を想像し、リーダーからのアドバイスをより深く理解することができるようになります。また、チームのマネジメントやコミュニケーションの取り方、物事をどのように動かすかといった経験を疑似体験することで、次のステップであるリーダーシップの本格的な習得に向けた準備が整います。

さらに、この段階でも、理論やテンプレートに依存しすぎるのではなく、実践を通じて直感的な判断力を養うことが重要です。20代前半の若者にとって、仕事や人間関係の進め方を肌で感じることは、ただ理論的に理解するよりもはるかに大きな学びとなります。組織内での自分の役割や、リーダーシップの本質を直感的に掴むためには、実際に体験することが不可欠です。


20代後半:実践を理論化し、組織作りの準備に入る

20代後半は、これまでの実践経験を振り返り、それを理論化する段階です。この時期には、実践を通じて得た知識や経験を整理し、それを組織運営や戦略に活かす方法を学ぶことが求められます。すでに現場での経験を積んできた20代後半の人材は、次のステップとしてチームを導く準備が必要です。

ここでは、ロジカルな思考や長期的な視点で戦略を考え、他者を指導・育成する役割にシフトします。この段階で、自分の経験を理論化し、組織全体を見渡す力を養うことが、将来的なリーダーシップの成功に直結します。

この時期になると、単なる作業スキルに留まらず、組織全体の運営や他者を指導する役割が求められるため、より高次なリーダーシップスキルを身につけることが必要です。肌感覚を活かしつつも、それを理論的なフレームワークで補完することで、バランスの取れたリーダーへと成長していきます。


まとめ

10代は「善悪の判断」を学び、20代前半は「裁量権を持たせてリーダーの疑似体験」をさせ、20代後半には「実践を理論化し、組織作りの準備」に入る。これが、最も理想的な成長のプロセスだと考えます。それぞれの世代に合わせた育成方法を実践することで、次世代のリーダーを効果的に育成することができます。

育成の鍵は、一律の方法ではなく、世代ごとの成長段階に応じたアプローチを採用することです。理論やテンプレートに過度に頼るのではなく、現場での実践や肌感覚を通じて育む力を重視することで、若者たちはより深く成長し、将来のリーダーシップへとつなげることができるでしょう。


現代の育成術:パワハラを越えた成長を促すフィードバックの在り方

現代の「育成の仕方」の変化:パワハラではなく、成長を促すフィードバック

今日の社会では、〇〇ハラスメント(パワハラなど)によるダメージが大きく、職場における人材育成やフィードバックの方法が大きく変化しています。しかし、この変化は、単に「耳の痛いことを言わない」「本音を言わない」「表面的に良いことだけを言う」ということではありません。むしろ、注意の仕方にメスが入ったというのが実情です。組織や人が成長するためには、言うべきことを言わないままでは不十分です。本質的な指摘や、時にはぐさっとくるような叱咤も、成長において重要な役割を果たします。

パワハラとは「言わないこと」ではない

パワハラを避けるために、上司やリーダーが「言うべきことを言わない」ようになるというのは大きな誤解です。耳に痛いことを避け、優しいことばかりを言っていても、人材や組織は本質的には成長しません。本来、育成やフィードバックにおいて重要なのは、成長を促すための「適切な注意」の方法を見つけることです。

現代の育成では、ただ厳しいことを言うのではなく、相手がそれを前向きに受け取れるような方法でフィードバックを提供することが求められています。しかし、これは決して「本音を隠す」ことではなく、「本質的な指摘をどう伝えるか」に重点を置くということです。

成長のためには、ぐさっとくる指摘が必要

組織も人も、成長過程では本質的な指摘を受けることが不可欠です。時にはぐさっとくるような厳しい指摘が必要な場面もあります。こうした指摘を通じて、自分の改善点や成長の余地に気づき、次のステップに進むことができるのです。

注意や叱咤を全くしない、つまり「何も言われない」という状況が続くと、本人にとっては「自分は組織に必要ない」「自分の存在価値がない」と感じることに繋がりかねません。これこそが、最も大きな問題です。言うべきことを言わないことは、長期的にはメンバーや組織全体にとって大きなダメージを与えるリスクがあります。

どうすれば良いのか?効果的なフィードバックの方法

では、パワハラを避けつつ、効果的なフィードバックをどのように提供すれば良いのでしょうか?

1. 具体的かつ建設的なフィードバックを心がける(ヒトではなくコトにフォーカス)

 指摘や注意をする際は、具体的な行動や結果に基づいたフィードバックを提供することが重要です。「〇〇が悪い」という感情的な表現ではなく、「〇〇を改善することで、こういう結果が期待できる」という形で伝えると、受け手もそれを建設的に受け入れやすくなります。

2. 共感を持ってアプローチする(背景理解)

 フィードバックの前に、相手の状況や感情を理解することも大切です。何がうまくいっていないのか、なぜそのような行動を取ったのかを理解し、その上で改善点を伝えることで、相手もその指摘を前向きに受け止めることができます。

3. 改善のためのサポートを提供する

 ただ指摘をするだけではなく、改善のための具体的なアクションやサポートを提案することが効果的です。「こうすればもっと良くなる」というポジティブな視点を加えることで、相手がモチベーションを持って改善に取り組むことができます。

4. フィードバックのタイミングに配慮する

 タイミングも重要です。メンバーが気持ち的に追い詰められている時に厳しいフィードバックをすると、逆効果になることがあります。落ち着いた状態で、フィードバックを受け入れられるタイミングを見極めることが大切です。

5. 褒めることと指摘をバランスよく

 厳しい指摘や注意をする際には、その前後にポジティブなフィードバックを織り交ぜることも効果的です。「サンドイッチフィードバック」として知られるこの方法は、まず良い部分を褒め、次に改善点を指摘し、最後に励ましの言葉を添えるというものです。これによって、相手は自己肯定感を持ちながら成長を目指すことができます。

終わりに

現代の育成における「注意の仕方」に変化があったことは確かですが、それは「言うべきことを言わない」という意味ではありません。組織や個人が成長するためには、時には厳しい指摘や叱咤が必要です。大切なのは、それをどのように伝え、相手が成長につなげられる環境を整えることです。

パワハラを避けつつ、適切なフィードバックを提供することで、組織全体の成長を促し、個々のメンバーが自信を持って自分の力を発揮できるようになるでしょう。注意や叱咤を恐れることなく、成長の機会として提供することが、これからのマネジメントに求められる大切な資質です。

【孤軍奮闘!毎日突っ走り頑張っている女性リーダーさんへ】

ジャンプアップのためのマイキャリア・ビジネスヒストリーチャート分析講座

マイキャリア・ビジネスヒストリーチャート分析を使って、頑張ってきたこれまでを振り返りつつ新たな可能性・視点を発見しませんか?

組織やグループのトップとして・または1人でビジネスを引っ張っている女性リーダーさんのためのワークショップです。

リーダー・ひとり起業は、上司や先輩不在で、常に自問自答。時には、違う視点で自分自身のこれまでとこれからについて考えたい。新しい風を自分の中に取り込みたい、そういう声をたくさん聞きます。志は同じだけど普段とは違う人たちと会話をすることでインスピレーションが働くということなのだと思います。

突っ走る毎日。時にはちょっと立ち止まり、もっと良い明日にするために自分のこれまでを労いながら新しい風を取り入れませんか?

✅こんなに頑張ってきたのかー

✅こんなに社会や人のためにこれたのかー

とこれまでの自分を改めて感じ直す機会にもしてもらえたらと思います。

そして、更に「じゃっ、明日からまたお客様のため・社会のため・家族のため・自分のために頑張ろう!」とパワーアップできる機会にもしてもらえたらと思います。

肩の力を抜きつつエネルギーチャージできる場です。

27年様々なキャリアの方の支援を行ってきたキャリアサポート専門講師と同じ志を持つ仲間と一緒にリラックス&ジャンプアップのための新たな発見と可能性、インスピレーションを手に入れてください。

【講座概要】

開催日:8/28(水)10時−14時30分 ※ランチ&スムージー付 ランチ担当 荒川 雅子

開催場所:work-and-place 芦屋  芦屋市船戸町5−26マリアキャリーヌビル3階

JR芦屋駅より北へ徒歩3分/阪急神戸線芦屋川駅より西南へ徒歩8分

受講料:11000円(税込)※当日払い

定員:若干名

お申し込み:下記リンク・コメント欄・メッセンジャーで受付中

詳細はこちら 講座概要

ヒストリーチャートを使ったワークについて

講座の中で実施する「ライフヒストリーチャートを使ったワーク」は、あなたのこれまでの人生やキャリアの歩みを可視化し、これからのビジネスやリーダーシップの方向性を明確にするための強力なツールです。このワークは、自己理解を深め、過去の経験から新たなインスピレーションを得ることを目的としています。

ライフヒストリーチャートとは?

ライフヒストリーチャートとは、時間軸に沿って自分の人生やキャリアの重要な出来事や転機を視覚的に整理するためのチャートです。このチャートを作成することで、過去の経験や成功、失敗から学んだことを明確にし、それらが現在の自分にどのように影響を与えているかを理解することができます。

ワークの流れ:

個人ワーク後、ワークシートを用いて講師を交えたグループセッションを行います。

ワークの内容)

1. 重要な出来事の洗い出しとパターン分析(エピソード) チャートを見ながら自分の人生やキャリアにおけるパターンや傾向を分析します。たとえば、どのような状況で力を発揮できたのか、逆境をどう乗り越えたのか、どのような決断が転機となったのかなどを掘り下げます。

2.現在の自分への影響を考える

分析したパターンが現在の自分にどのように影響しているかを考えます。過去の経験が、現在のビジネスやリーダーシップにどのように生かされているのかを理解することで、今後の方向性がより明確になります。

  1. 未来に向けた行動計画の策定

最後に、チャートをもとに今後のビジネスやキャリアの目標を設定し、それに向けた具体的な行動計画を策定します。過去の経験から得た教訓や強みを生かし、未来に向けた新たな一歩を踏み出すための計画を立てます。

ブランディングを加速させるマイキャッチコピーづくりワークショップ

ブランディング・PR加速に必須のキャッチコピー作りを開催します。

マイキャッチコピーづくりワークショップ

概要

本ワークショップは、個人や個人ブランドをより魅力的に映し出すためのキャッチコピーを創出することを目的としています。参加者は、ブランドの核心価値を深く理解し、その魅力を言葉にします。このプロセスを通じて、参加者自身のブランドを見つめ直し、市場での差別化と競争力の強化を目指します。

特色

  1. 問題解決カードゲームを用いたインタラクティブな学習: 本ワークショップの最大の特徴は、参加者が問題解決カードゲームを使用して、強み・価値観・やりがいを具体的に知る点にあります。ゲームを通じて、楽しみながら創造性を刺激し、他者とのコラボレーションを促します。
  2. 実践的なキャッチコピー作成ワークショップ: カードゲームで得たインサイトをもとに、実際に自分のブランドやサービス・自分自身のキャッチコピーを作成します。専門のファシリテーターがガイドする中で、効果的なコピーライティングを作成します。ファシリテーターは、参加者のインサイトや言語化されていない自身のこと、隠れた魅力を引き出します。
  3. ピアレビューとフィードバックセッション: 作成したキャッチコピーは、参加者同士で共有し、構築的なフィードバックを交換します。このプロセスを通じて、参加者は他者の視点を取り入れ、自身のアイデアをさらに磨き上げる機会を得ます。

目的

  • 参加者が自身のブランドやサービス・自身の核心価値を明確に理解し、それを言葉にする能力を高める
  • インタラクティブなカードゲームを通じて、クリエイティブな思考と問題解決能力を促進する
  • ピアレビューを活用して、参加者間での学びを深め、コミュニケーション能力を向上させる

対象者

  • 個人ブランド・サービス、自身を確立したい方 -自己PR力を高めたい方 

開催概要

■当日の流れ

10時~12時 キャッチコピー作りワークショップ 「カードゲームを通じて自身の魅力・強み・価値観を探る。サービス・ブランドビジョンを明確にする。」

12時~13時 ランチタイム・旬食材ミニセミナー 旬食材研究家・野菜ソムリエプロmiyabi•corps(みやびこーる)主宰荒川雅子先生による旬食材を使ったシーズンフードをお召し上がりいただきます。

13時~14時30分 ピアレビューとフィードバックセッション/キャッチコピー作り

  • 日時:2024年6月9日(日) 10時~14時30分
  • 場所:work-and-place  芦屋市船戸町5−26マリアキャリーヌビル3階ミーティングルームJR芦屋徒歩3分
  • 参加費:15000円(+税)
  • 定員:5名まで ※最低参加人数2名
  • お申し込み方法:下記フォームよりお申込みください
  • 申し込み締め切り日:2024年6月1日(土)

お申し込みフォーム

本ワークショップを通じて、参加者は自らのブランディングを一段と加速させ、市場での独自性と競争力を高めるための重要なスキルを獲得することができます

本イベントの特徴:食とのコラボレーション『美味しい時間』

ランチタイムでは、旬食材を使用したフードをお召し上がりいただきます! 旬食材を使用します。身体に良い食事を摂っていただくことで、心身・頭のリフレッシュ・パワーアップを目指します!お楽しみに!

キャンセルポリシー:

お客様によるご予約のキャンセルに際して、以下のポリシーを設けております。ご予約を確定される前に、下記のキャンセルポリシーをご確認いただき、ご了承の上でご予約ください。

3日前:ご予約料金の30%をキャンセル料として頂戴いたします。

当日:ご予約料金の50%をキャンセル料として頂戴いたします。

連絡なしでのキャンセル:ご予約料金の100%をキャンセル料として頂戴いたします。

講師:

「work-and-place」ブランディング担当/国家資格キャリアコンサルタント2級技能士 幟建由佳(ノボリタテ ユカ)

隠れた魅力を引き出すブランディングが得意。強みを最大限に活かし、個々のポテンシャルを輝かせるサポートを提供します。

フード担当:荒川雅子

神戸・芦屋のmiyabi・corps主宰、野菜ソムリエプロ荒川雅子。旬を感じる食生活を専門に座学、オンライン講座を通じて野菜レシピ提案。ホテルや有名店とのコラボレーションイベントも行う。心身を喜ばせる食べ方を追求し、野菜や果物の魅力を広める活動を行なっています。

6月開催予定)セルフブランディングを加速させるマイキャッチコピーづくりワークショップ

セルフブランディングを加速させるマイキャッチコピー作りワークショップ開催予定です。 サービスや自分自身の㏚に役立ちます。

キャッチコピーとは、企業やサービス提供者がそのブランドのイメージやメッセージを伝えるために使用する短いフレーズで顧客に伝えたい革新的なメッセージを凝縮し表現したもの。ブランドイメージや顧客とのコミュニケーション戦略の核となるものです。

有名なものとして

  • Apple "Think Different."(違うことを考えよう)
  • Coca-Cola "Open Happiness."(幸せを開け)
  • Amazon  "From A to Z."(AからZまで)

  • スティーブ・ジョブズ  "Stay Hungry, Stay Foolish."(飢えたままでいなさい、愚かなままでいなさい。)

概要: Apple共同創設者のスティーブ・ジョブズは、2005年のスタンフォード大学での卒業式スピーチでこのフレーズを使いました。これは、常に学び続け、リスクを恐れずに冒険することの重要性を強調するもの

などがあります。これらのキャッチフレーズは、それぞれの企業や人物がどのように世界に影響を与えたか、そして彼らのメッセージや精神がどのように人々の心に響いたかを示しています。

ワークショップ概要:

このワークショップでは、カードゲームを通じて〝マイキャッチコピー〟をつくります。 定員は5名/回を予定しています。

みんな大好き!「食べる」も取り入れた内容でお届けします。美味しくて身体に良いものを食べながら楽しくも真剣に取り組んで下さい。

6月上旬開催@芦屋 予定です。詳細決まり次第、情報アップします。

芦屋市が主催する女性活躍推進プロジェクトにてキャリアイベントを担当します。

イベント概要

日時|2023月3月3日(金)10:00-11:30

会場|work and place

参加費|無料

こんな方におすすめ

  • 自分の強みを活かした働き方をしたいと考えている方
  • やりたいことを実現させるため、働き方の方向性を考えたい方
  • 働き方の方向性(転職/休職/起業など)に悩んでおり、頭の整理をしたい方

※原則、芦屋市在住・在勤の女性(芦屋市外の方も参加可能です)

詳しくはこちら

なんだか面倒くさそうな自己分析って意味あるの?

良い大学に入って良い企業に就職すれば、あとは引かれたレールを走っていたらそれで安泰。

そんな時代は終わった。周りを見渡してみても、キャリア形成に成功し生き生きしている人は一握り。いやいや、一握りもいないかもしれない。“このままで大丈夫かな、わたしのこれから”そう強く感じている人も少なくない。自分のキャリアは自分で作っていかないとまずいことになる、、、、

最近、良く耳にするリスキリング?が未来を明るくする?でも、学びたいものがまだ見つかっていない。

このまま悶々とした日々をいつまで続けるの?そんな悩みを解決してくれるのが「自己分析」。キャリア形成のファーストステップ。これなくして「自分」「キャリア」を描くことはできない。

今日は、自己分析で分かること・効果について説明しよう

自己分析とは

分析とは、物事をいくつかの要素に分け、その要素・成分・構成などを細かい点まではっきりさせること※1 

物事を自分に置き換えて捉えてみると分かりやすい。

分析が得意な人は比較的上手に自己分析することができる。ただ、どうしても思い込み・バイアスはぬぐい切れないため適切に要素分解が進まないことが多い。得意な人でもつまづくのはこのためだ。※1 Oxford languageより引用

自己分析で分かること

自己分析で分かることとは、「自分はどうしたいのか?」ということ。それは、キャリア形成の原理原則となる部分だ。

自己は、目に見えるもの(第3者も判断・体感できること)と見えないもの(表出していない、表現できないこと)に分けられる。

代表的なものとして、能力や性質、適性、強みや弱み、興味関心、価値観、経験、意思決定の仕方、ありたい姿などがあげられる。これらの洗い出しをする中で「自分はどうしたいのか」が明確になっていく

わたしが考える自己分析は、具体的要素を知ることではなく、それらを通じて「自分はどうしたいのか」を明確に知ることだと考えている。選択&行動につながらないと自己分析の意味はない、そう思うからである。

自己分析によって何が得られるのか?

自己分析と聞くと、なんだか面倒くさそう・自分を知ってどうするの?そう思う人も多いかもしれない。

私はこの仕事をしているのでポジショントークとして「自己分析は重要だ」と言い張るつもりはない。ただ、わたしが思うのは、「無駄な努力」「時間の無駄な消費」「無駄な忍耐」をしたくなければ自己分析は有効的でかつ便利。

誰かに言われて嫌々やるものではない。少なくとも「自分を知れ!」と他人に言われて取り組むものでもない。自分を知ると便利そうだなと思えばトライしてみると良い、そんなものだと思う。

無料自己分析ツールを使って現状理解

たくさんの自己分析ツールが無料で配信されている。自己分析が気になった人はここから始めてみよう。自分はどれくらい 自分のことを理解しているかを計測。現状把握は自分でできる。

自己分析は、今後のキャリアに悩んでいるならやってみる価値あり

「やりたいことが見つからない」「転職しようか悩んでいる」「何となくこのままではダメな気がする」のような方向性に迷っている時や「自分の強みが分からない」のような分からないことを発見したいときには有効。自己分析は、新たな自分と出会えるチャンスである。分からなかったことが分かる、考えたこともなかったことに気づける、そこから新たな発見が産まれる。そんなアハ体験ができることが自己分析の醍醐味なのだ。

ワークショップご案内 

キャリア大転換期! 26-28歳女性向けに自己分析ワークショップ開催中。10年後、もっと生き生き仕事をしていたい!を叶えます

キャリアコンサルタント@芦屋 幟建由佳/この記事がいいなと思ったらシェアしてもらえると嬉しいです。→こちら

幟建由佳webページ

27歳バリキャリ女子よりインタビュー取材を受けました。キャリアサポートのプロは、どのように自分自身のキャリアを描いている?岐路に立った時、どのように考える?

彼女たちが、今、知りたい!等身大の質問にお答えしました。

27歳キャリア女子キャリアのプロに聞いてみた!

芦屋のシェアオフィス「Work and Place」で、キャリアコンサルタントとして人材支援を行う幟建由佳さん。ご自身が2児の母で、多くの女性と同じように悩みながら働き方を選択してきた先輩でもあります。そんな幟建さんに、現在進行形でキャリアに悩む27歳女子がリアルな悩みをぶつけ、インタビューしました。

仕事観を見つめた就活期

---ご自身のキャリアを教えてください。

新卒で人材派遣会社に入社しました。6年間ほど働き、28歳のときにフリーランスになることを決意し、辞めました。そのあとリクルートに2年間ほど勤め、キャリアコンサルタントとして独立しました。42歳でwork and place を創業し、今に至ります。 初めの転機は、人材業界に飛び込んだ就活期。就活のときに、自分の命が終わる瞬間を考えたんです。そのとき、自分にとって仕事は人生の重要なパーツになるだろうと思いました。当時働くのが苦しそうなサラリーマンに対して、もっと幸福度高く働ける方法があるはずだと課題感を持っていたこともあり、職業のマッチング現場を見るために、人材業界に入ることに決めました。

キャリアの転換期を迎えた28歳

---28歳でフリーランスという決断に至ったのはなぜですか?

当時はがむしゃらに働いていましたが、いずれは結婚するだろうと思っていました。しかし結婚後も今の働き方ができるとは思えず、社内でロールモデルがいないことが、働き方を変えるきっかけになりました。悩んでいた頃にフリーランスという働き方を知り、当時日本ではメジャーではなかったものの、「近いうちにキャリア相談の文化が日本でも受け入れられる日がくるのでは」という思いから、フリーランスになることを決めました。

仕事が上手くいっていた中で辞める決断をすることは難しかったのですが、プライドが決断を邪魔していると気がついたときに、きっぱりと辞めました。ちょうどそのタイミングで結婚の話があり、今後フリーランスになっても互いに支え合えると考え、結婚も決めました。

フリーランスとしての仕事内容は、辞めてから模索しました。本当にキャリアが突き詰めたい分野なのかという疑問や、他のことへの関心があったからです。色々試して、最も興味があるのはやはりキャリアであることに気づき、資格取得のため学校に通い始めました。独立前にもう1社経験しておくべきだと思っていた矢先に、リクルートからお声掛けがあり、子供ができたらやめると伝えた上で、2年間ほど経験させてもらいました。偶然も重なりましたが、新しい経験を積むことができ、違う会社の文化を知れたので良かったです。

---いくつかの仕事に興味があったということですが、どのように絞ったのでしょうか?

スクールに行き、仕事のプロセスを擬似体験しました。仕事は毎日の業務の積み重ねなので、そのプロセスを擬似体験することで、自分が好き、得意と思えるかを意識したら良いと思います。

---幟建さんのお話を伺っていると、考える、行動する、のバランスが良いと感じましたが、何か意識されていますか?

大きな舵を切るときは、向かいたい方向をしっかりと考えて決めています。振り返ると、就活、28歳、フリーランスという節目で考えました。一方で、舵を切ったあとに舞い込んできたお仕事は、考えすぎず、どうにかなる、やりながら考えよう、と思って引き受けるようにしています。

※インタビュー記事②へ続く

インタビュー第2弾ではこのような内容をお届けします。

  • 多いキャリア相談とは?
  • キャリア相談のメリット
  • 26-28歳、キャリア大転換期とは?
  • キャリアチェンジの可能性について
  • 自己分析ワークショップについて

など

インタビュー第2弾

27歳バリキャリ女子よりインタビュー取材を受けました。キャリアサポートのプロは、どのように自分自身のキャリアを描いている?岐路に立った時、どのように考える?

彼女たちが、今、知りたい!等身大の質問にお答えしました。

キャリアコンサルタントとしての30代

---独立後の経験についてお伺いします。キャリアコンサルタントに相談するメリットは、どんなことでしょうか?

ひとつは、自分が気づいていないことに気づける点です。具体的には、自分が当たり前だと思っていることが、実は強みになりえます。もうひとつは、背中を押されるということです。女性は謙虚で、他人と比較してしまっている方が多いのですが、自分がどう思うかという軸でキャリアを考えることは大切です。

---どんな悩み相談が多いのでしょうか?

「やりたいことが見つからない」が多いです。他には「このままでいいのか」といった、漠然とした不安を抱えてやってくる人もいます。この不安を紐解いて言葉にすることが、コンサルタントが介在する価値だと思います。いつまで続くかわからない不安と向き合うのは、人間にとってストレスですが、言葉にすると、行動すべきことがわかり取捨選択ができるようになります。

---本人がわからないことを言葉にするのも、相談するメリットのひとつということですね。

そうですね。キャリア相談というと、具体的でないといけないと思っていらっしゃる方も多いのですが、「今の自分から変わりたいと思っている人」全てが対象になると思っています。過去にもそのような方の相談を受け、アドバイスのおかげで人生が変わったという声をいただくこともあり、嬉しく感じています。

キャリア現場で感じたことを形にしている、現在

多くのキャリア相談に乗ってきましたが、実は40歳を過ぎて「やりたいことがわからない」という相談にくる方も多いです。女性の40代といえば、子育てがひと段落して自分を見つめ直すフェーズですが、40代を過ぎてからの挑戦には、体力などの制約も出てきます。私が、26歳から28歳のキャリアの転換が大切だと思う理由はここにあり、体力や気力があるうちにキャリアの広がりを持たせることが、納得する未来につながると思っています。だから、その年代をターゲットにした自己分析ワークショップを開くことにしました。

---具体的に、26歳から28歳のキャリアの転換とは、何を指していますか?

「キャリアチェンジ」を考えることだと思います。女性はライフイベントを想定して、働き方を変える可能性もあると思います。考えた結果、そのままがいいという結論になることも、もちろんありますが、30歳になる前に「このままでいいのかな」という気持ちを見過ごさないことが、後々納得するキャリアにつながると思います。また、この時期に小さくてもいいので裁量権のある仕事にコミットして、やり切る経験を作れるかどうかも大事です。

---いわゆる新卒でなくなってきている歳でのキャリアチェンジは難しそうに感じますが、可能でしょうか?

まさに派遣のキャリアチェンジをお手伝いしていたときに、スキルの本質があれば可能だということを実感しました。スキルの本質というのは、どんな仕事にでも活かせるポータブルスキルのことで、経験した仕事の特徴を紐解くことで見えてきます。仕事の特徴を捉えることは一見難しそうに感じますが、ワークをやると意外と出てくるんです。

自己分析は楽しい!

---ワークショップでは、具体的にどのようなことをやるのでしょうか?

複数回グループワークショップをしたあと、マンツーマンのコーチング、自己分析をやっていきます。グループでのワークショップは、人のことを聴きながら自分のこともわかるという体験ができ、自己分析を通して、自分がどうありたいか、どう生きるかが見えてきます。

本来自己分析は、自分のことがわかって、自分のストーリーを紡いでいけるというポジティブな体験で、最高に楽しいものだというのが、私がこの仕事を通して感じていることです。「このままでいいのかな」「自分を変えたい」と思っている人には、ぜひ自己分析を通してキャリアを広げ、未来につなげる楽しさを味わっていただきたいです!

おわりに

1つ1つの質問に、実体験を交えながら回答して下さる姿を通じて、幟建さん自身もキャリアを考え、実践してきた女性であることを実感しました。明るくサバサバした人柄と、何でも相談したくなる親しみやすさを持つ幟建さんとお話していると、キャリアに対してとてもポジティブになってくるから不思議です。きっと30歳を目前にしてキャリアに悩む女性は少なくないはず。女性のキャリアの心強い伴走者、幟建さんのワークショップで新しい自分を発見してみてはいかがでしょうか?

自己分析ワークショップご案内→26,27,28歳女性対象キャリア講座「自己分析ワーク&キャリアコーチングワークショップ」

芦屋市主催女性活躍推進プロジェクト「アシヤリジューム」にてキャリア講座開講しました

全3回のキャリア講座、2回目が終了しました。今年度も会社勤め、フリーランス、育児休業中など様々な働き方をされている皆さんにお集り頂きました。

1日目は、自分とは??を紐解いていきました。

ついつい自分に対する評価は厳しくなりがち。そうなると「強み」が分からなくなります。また、家事育児など自分以外のことが優先される毎日だ「家族がやりたいこと」が中心になり「自分がやりたいこと」に蓋をしてしまいがち。でも、母だってひとりの人間。やりたいことや実現したことがありますよね。そんな「できる」や「やりたいこと」などを紐解き、改めて「個」としての自分を見つめ直しました

2日目は、未来を想像するワークを行いました。

固定概念や規制ルール、条件を取り除き、自分が実現したいこと・目指したいことを見つけていきました(あぶり出したの方があっているかも!)。ワーク中には、度々「それをやっている主語は誰?」を確認しました。やっぱりね・・・家族が主語になってしまうんですよね。家族の未来を描いてしまうのは当然。 でも、講座中の主役はあくまでも「自分」。「あなたがどうなのか?」を軸に未来図を描いていきました。

最終回は11月22日です。未来に向けて今からできることについて取り組んでいきます。他には「自分の強み」ワーク、自己PR文作成ワークも実施予定です。

サロン紹介

JR芦屋駅北へ徒歩3分「work-and-place」内にあります。

work-and-place

work-and-place

フリードリンク付きです。コーヒー・女性に嬉しい!美・健康に特化したハーブティー、お水、紅茶、緑茶をご用意しています。

work-and-place

work-and-place

多様な働き方推進事業・自分らしい働き方を見つけるセミナーに登壇します。

開催日:11/30 10時‐12時

キャリアプランニングに関する講義・経験・経歴に基づいたワークショップを開催します。自分の強みや自分らしい働き方を紐解いていきます。

川西市の皆さま、お待ちしています!

今年度も芦屋市が推進する女性活躍プロジェクトにてキャリア講座を担当させていただきます。

詳しくはこちら→働き方・暮らし方の選択を後押しするための連続サロン

仕事選びにおいて肝なのは、何で「集中力」を発揮するか?

それが「好き」でも「興味関心」「楽しい」でも「見返してやる根性」「世のため人にため」でも何でも。

手段は人それぞれ。

集中力の発揮量が成果につながるから。 加えて継続に必要なのは執着心かな。

キャリアの棚卸しの時に必ず聞くのが、

「子どもの頃の夢」や「好きだったこと」「夢中になったこと」

これが自分らしいキャリアデザインの起点だと長年の経験から分かったから。能力開発も然り。

人は、自分が幸せになる能力を持って生まれてくる、その能力をこの質問から紐解くことができる

女性のための「キャリアセミナー」

今秋キャリアセミナーにて講座を担当する予定です。詳細が決まり次第、お知らせします。自己分析を軸に、働き方やキャリアの方向性を整理していくワークショップを予定しています。

開催場所は、兵庫県芦屋市にあるシェアオフィスwork-and-placeを予定しています。

【アパレルブランドも商品紹介・スタイリングアドバイスで活用!骨格診断】

ファッション雑誌の特集だけではなく、オンラインショップでも骨格タイプ別商品紹介サービスが増えてきましたね!ネットでも特集がたくさん組まれています。

骨格ストレートが似合うワンピース特集とかウェーブが似合うコーディネート特集とか。

classy

自己診断できるサイトもたくさん!

実際に体の特徴(身長、太ってる痩せてる、年齢は関係ない)に合う服を着るとぐんと魅力がアップします。

  • タイプを知って服の選び方を変えるとこんなに変わるんだ!
  • お買い物の失敗がなくなった!

という実感があり、人気を集めているようですね。

数年前からその流行が10代、20代にも広がりつつあります。就活準備で診断を受けた人も多いからかもしれませんね。また、自分らしさを表現したい、無駄のない賢いお買い物がしたい傾向にあることも理由の一つのようです。

さすが!大量の情報と共に生きてきた世代ですね。

印象や外見がブランディングのひとつという方がより魅力的に見せるためにスタイリストさんがついているのは当たり前。自分の見せ方を知っています。芸能人の方とかそうですよね。 が、そのような職業ではない人が自分だけのスタイリストをつけることは、おそらくほとんどしないはず・・・。

自分専用スタイリスト、これをどんな人でも持てるように、そしてもっと自分の魅力を引き出せるようにしてくれたのが〝骨格診断〟。

そんな骨格診断に敏感に反応したのが、当時の30代、40代。ここから人気が広がりました。

この年代になると、「若い頃着ていた服や髪型が似合わなくなった」と感じる機会が増えたと感じる人が増えてきます。体型に変化があったり、肌の調子が変わってくることで、

  • これまでとちょっと違う
  • しっくりこない
  • なんか垢抜け感なくなった

と感じやすくなるようです。

子供を産んだしな、、、とか歳を取ったしな・・・で片付けていたんですけどね。

でも、やっぱりいくつになっても「仕方ないな」で諦めきれないのが女性の美への想い!!

ーー骨格ストレートタイプさんあるあるミスチョイスーー

これまではハリがあったのでバッチリ似合っていたタイトワンピ。 特に骨格ストレートさんがこのタイプのワンピがドンピシャで似合うのですが、年齢と共にボディラインが落ちてきます。

そうすると、ふわふわとした体のラインを出さない服を選んでしまうのですが、これは逆効果。 ストレートラインの体にふわふわした服をまとうと、実は体重以上に太って見えるんです。

骨格によって太り方が違うので「太ったから隠す服を着る」はタイプによっては完全に不正解になります。

年齢や体重が増減したことで似合わなくなったという理由で服を捨てるのはもったいないですよね。できるだけ無駄使いもしたくないですし。 そんなこんなを防止してくれる最強のマイスタイリストが〝骨格診断〟です。

やっぱり女性はいくつになっても!体重が増えても!減っても!「素敵になりたい」「ファッションを楽しみたい」と思うもの。

そこで、引きこもり生活から少しづつ外出の機会が増え、楽ちんな服からおしゃれを楽しむ服に着替えたい方にお届けしたいと思い、本イベントを企画しました。

診断してもらうならベテランが良い!ということで、実力・人柄共に人気の方を講師にお迎えしました。

イベント価格でお届けするこの機会をお見逃しなく! 見逃してほしくない!というのが本音。

早割キャンペーンは6月18日まで。通常価格でも4500円(+税)と超お得!

外出が増えておしゃれを楽しみたい女性を応援します。

ちなみに骨格診断では3つのタイプに分かれます。

  • ストレート 
  • ウェーブ
  • ナチュラル

です。

複数のタイプを兼ね備えているケースがあります。 その場合でも、診断不可にはなりません。 また、似合うと好きが一緒とも限りません。それらも解消します。

是非ともお楽しみください!

骨格診断イベント詳細はこちら⇩

骨格診断イベント

骨格診断イベント

子育て終わったら働きたい人に絶対、おすすめ

40代で迷走しない 30代子育て期にやっておくべき〝パートタイム起業〟

こんにちは、 キャリアデザイン専門・実践家 幟建由佳(のぼりたて ゆか)です。

今日は、子育てが終わったらしっかり働きたいと思っている方向けの記事です。 子育て家事も大事だけど仕事もしたい、そんな女性たちに送ります。 (就業意欲が高いってほんますごいこと)

さて、家庭に入らず社会にいたら・・・30代というのはキャリアの貯蓄時期フェーズ2に入ります。 と、その前に、年齢とキャリア形成について簡単に説明します。

キャリアは 10年のひと区切りで形成されていきます。

20代はキャリア貯蓄期フェーズ1

全てが未経験のキャリア創成期です。(近年では小学生も起業しますけどね、一般的には学校卒業後)

やることなすこと、触れること新しいことばかりで「チャレンジ」と「失敗」の繰り返しです。その繰り返しを通じて「自分のスキル」をアップさせていき、仕事や社会にも慣れていきます。勢いもありますね。失敗しても上司や先輩が後処理してくれる、そんなラッキーな時期でもあります。

30代はキャリア貯蓄期フェーズ2

スポンジのように知識や技能を吸収する年代。

20代と同じく貯蓄期ですが、キャリアの作り方や関わり方が異なります。

専門性を高めたり、領域を広げたり、実践力を上げたりと自分自身がパワーアップしていきます。更に部下や組織の面倒を見るようになり、ヒト・モノ・カネ(予算も)を動かすようになり、自分だけではやれないことを経験していきます。情報・人脈・ネットワークが広がっていきます。ポジションを獲得し発言力と影響力を持ち始め、自分以外の人やコトを動かす体験をする時期です。

40代はアウトプット時期

キャリア形成と関係がある発達心理学者エリクソンのライフサイクル論でも 40代は、次世代を育てていく役割に興味を持ち始めると言われています。20、30代で積み上げてきたものを次世代や社会に向けてアウトプットしたくなる時期です。

子育てひと段落はこの時期にやってきます。

が、貯蓄フェーズ2の30代が、すっぽり抜け落ちていて貯蓄できていません。アウトプットするには足りないのです。

さぁ、働こうと思った時、こんな悩みが出てきます。

40代の悩みベスト3

  • 3位 自信がなく一歩踏み出せない
  • 2位 結局、フルタイム稼働は難しく時間的条件の合う仕事が見つからない
  • 1位 何をやれば良いのか分からず一歩踏み出せない

すっぽり抜け落ちているから当たり前です。

子育て経験をスキルに変換しよう、そういうやり方もありますが、どうでしょう?なんかしっくりこない・無理やり感ない??って思っている人も多いのではないでしょうか?

自分自身でも20代で身につけたキャリアは陳腐化し、現在のニーズに合っていないことを充分、理解している。 更に年齢が上がると共に「失敗したくない」という気持ちは増していく傾向にあります。一歩踏み出したいけど、気持ち的にブレーキがかかります。 体力の衰えもありますね。この壁をぶち破るのは結構、パワーが必要です。

女性の労働人口は全年代で増加中

女性の労働人口は増え続けていますが、一つだけ変わらないことがあります。 それは、30代の就業率は他の年代に比べて低いことです。2019年のデータによると20-24歳までの女性の労働人口は76.3%、25-29歳は83.9%。40-54歳は80-81%です。30代は約78%。

フルタイムで働けないからと手離したキャリア。時間がないで片付けてしまうのはあまりにもったいないのではないでしょうか?別の関わり方はないのでしょうか?

時間がないを逆手に取れ ! 子育て時期にキャリアにイノベーションを起こせ

最近のデータでは、制約がある方が創造性やイノベーションが促進されるといわれています。制限のない白い紙の上にいきなり浮かび上がるものではなさそうです。

子育て時期の制約は「時間」。これを逆手にとればキャリアにイノベーションを起こす絶好のチャンスになりそうです。

何をすれば良いの?というと。

〝パートタイム起業家になる〟

です。

パートタイム起業家とは?なんぞや?これで自分のキャリアにどんなイノベーションが起きるの?? 次回の記事で明かしていきます!

キャリアコンサルタント幟建由佳 (兵庫県芦屋市にあるシェアオフィス「work-and-place」にいます)

すきま時間は埋めるな

家事育児と仕事の両立で日々、奮闘するワーママ。すきま時間の有効活用はするべきではない!

「ちょっとした時間をうまく使いましょう」といったような すきま時間の有効活用・管理の仕方など時間の使い方に関する情報はたくさんあり、 読者の方の中にも、すきま時間を活用!5分間家事リストというものを作ったことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。

が、私はすきま時間を活用するではなく、埋めない方が良いんじゃないかと思います。

確かに、その 時間を活用すると、量をたくさんこなすことができます。やらないといけないことが早く片付くと早くゆっくりできるから、一見、良さそうです。

けど、本当にそうなのかな?このたくさんこなせてしまうのが良くないんじゃないかな?

仕事して家事して育児してすきま時間も効率的に活用する毎日、疲れます・・・よね?ずっと自分の頭と体を動かしっぱなしで。 家事育児して仕事してるんだから、すきま時間くらい何もしない方が良い!なんていう私もこれまで、すきま時間を埋めてどんどん片付けていっていましたが。

休みを減らして効率的にこなしていくよりも、何もしないすきま時間「余白」を作り、やることを減らす方が結果的には効率も上がります。体も頭も休まりますしね。

家事育児に仕事って・・・。かなりハードですよ・・・。私はすきま時間活用法についての相談を されたら、これからも「すきま時間は埋めない方が良い」と答え、アドバイスをしていこうと思います。

「なんだかなー、考えてばかり」

これからどうしようかな?このままで良いのかな?もっと良い自分になりたい。 キャリアの学校では、このように現在進行形でキャリアについて悩んでいる女性たちの課題解決をしています。

悩んでいる内容は人それぞれ違いますが、「なんだかなーと考えてばかりでこのままで良いのかな?悶々とする…」は要するに「考えてばかりで行動していない自分」に嫌気がさしてきた、あーだこーだ考えている状態から卒業したいと思っている、ということですね。

行動力は人それぞれ。勢いで動く人もいればじっくり考えて動く人もいます。どっちが良い悪いはなく、人にはそれぞれ動き方があります。 じっくり考えるタイプの人は、腰をあがるのに時間がかかるので、ずっと上がらない可能性もあります。けど、どうにかしたい気持ちは動いているので、余計に焦る…。

考えずにまずは行動したら良いよ、動けば変わるよという答えをネットや人からのアドバイスで受けることになりますが、それができたら悩んでないわ!という話です。

キャリアは先が見えませんから、考えれば考えるほど複雑になります。複雑だと動きづらくなります。判断材料は無数になりますし。だから、とにかくシンプルにすることです。 キャリアの学校では、“シンプル思考が行動を促進する”をモットーにキャリアづくりに悩む女性たちの悩み時間を短縮します。

現在は、主に、個別相談(男女学生~社会人まで)やひとり起業家女性コミュニティを対象にコンサルティングをしています。 セミナー・ワークショップは、企業・自治体さんからご依頼を頂き開催しています。

行動の積み重ねがキャリアを構築する。これはキャリア形成の原理原則です。 そろそろ行動したい、決めて動きたい方、お気軽にお問い合わせください。

Twitterではキャリアデザインについて呟いています。フォロー&いいね お待ちしています。 Twitter

教室開業・運営スタートプログラム受講生の声

当プランを受けてみようと思った理由は?

何かしたいけど、ぼんやりとしかやりたい事が、わからない。また何をどう始めれば良いのかわからないというところから、一歩を踏み出したかったから。

受けてみてどうだったか

満足できるプログラムでした。キャリアコンサルティングを受けていたら、いつのまにか教室を始められていた。そのように導いていただきました。 お陰さまでここまでこれました。ありがとうございます。

(40代女性O様)

教室開業・教室運営スタートプログラム -教室の作り方-

  • レッスンやセミナー、教室を始めたいけど、何からすれば良いか分からない
  • 講座の作り方を知りたい

という「初めてレッスン・セミナーを開催したい」方向けプログラムです。

「やってみたい」を具体化・実行に移していけるプログラムです。 まずは「無料相談」にお越し下さい。

レッスン・セミナー・お教室運営をしたい人必見!あなたはできてる?教室作りの基本のき

▶教室開業の目的を明確にする

▶教室のコンセプトを決定する

▶教室の特徴を明確にする

  • ターゲットリサーチ
  • サービス内容の決定
  • 他教室との違い/オリジナリティー(生徒さんがあなたを選ぶ理由)

▶場所を決める

▶適正な価格設定

初心者だから…まだまだだから…という気持ちから低価格設定しがちです。

なお、自分がやりたいことは「教室運営」と思いこんでいるケースもあります。その場合は、Step0-1で、本当にやりたいことを明確にしていきます。

教室運営プログラムながれ

プログラムの詳細はこちら→教室運営スタートプログラム

キャリアの専門家が教室運営サポート?違うように感じますが、キャリア形成は、マーケティングで言われるマーケットイン・プロダクトアウトと同じです。サービスやコンテンツを売り出すか?自分を売り出すか?の違いのみです。基本的構造は同じです。

女性ならではの家事育児と仕事の両立、自分らしい仕事スタイルの実現などワークライフバランスも視野にいれたワークスタイルアドバイスも行います。女性特有のライフイベントに沿った働き方を実現したいを叶えます。


プロフィール/幟建由佳(のぼりたて ゆか)

大学卒業後、大手人材開発・派遣会社に営業職として就職。29歳の時、ライフイベントに沿った働き方実現の為、フリーランスキャリアコンサルタントとして活動することを決意。退社後、資格取得をしながら、大手情報サービス会社にて代理店渉外担当として勤務。第一児出産により退社。その後、フリーのキャリアコンサルタントとして活動開始。企業・大学にてキャリア相談・キャリアセミナーなどを行う。2018年よりシェアオフィス・コワーキングスペース「work-and-place」を運営。

メニュー:個別キャリア相談

(40代 女性 フリーランス)

Q1.今回、30分キャリア相談を受けてみようと思った理由を教えてください

今後の方向性を見直すのに、客観的な視点でアドバイスをいただいて決めていきたかったため。

Q2.満足度は

大満足

Q3.その理由を教えてください

30分という長くはない時間だと思いますが、その中で的確に必要なことを聞き出してくださり、自分自身の思い込み(やろうと思っていた仕事はそこまでやりたいことではないかもしれない)が分かり、仕事や自分の特性なども伝えてくださり、とても有意義な時間でした。状況整理ができたので、今後しばらくの方向性も決めることができました。

Q4.キャリア相談を受け良かったことは?

  • 問題が明確になった
  • 頭の中が整理できた
  • 次へのアクションが見えた
  • 前向きになった
  • やるべきことが見えた
  • 的確なアドバイスがもらえた
  • 思いを組んでもらえた
  • 新たな視点でのアドバイスがもらえた

Q5.またキャリアコンサルティングを受けてみたいと思いますか

思います

キャリアデザイン講座 ーライフイベントに沿ってしなやかにキャリアを描くー

この辺で自分のキャリア整理してみよ

転職?副業?独立?この仕事、このまま続けていて良いのかな? 結婚、出産した仕事どうしよう? 子供の手が離れた、仕事始めたい。 そんなライフイベントの節目にさしかかった20.30.40代方向けです。

なんとなくを明確に、そして行動に移していくレッスンです。

改めて自分の“これから”をデザインし直したい方に受けてもらいたい講座です。 全4回コース。

受講生の声)

  • 考えが整理できる、行動につながる、視点が広がる
  • これまでとは違うアドバイスを受け迷いが晴れた
  • 発想もしなかったアドバイスに驚いた。納得解を選びことができた。
  • 次のアクションが見えた
  • 考えをシンプルに整理することができ、行動につながった
  • モヤモヤが晴れ具体的な行動につながった
  • - ぼんやりしていたことが明確になった

講座内容

Step1.

自分を紐解く マイヒストリー 気づかないうちに落としてしまった情熱の欠片探し

Step2

強み、魅力受け止め直し

Step3

未来を描く鍵を見つける 右脳を使った自由な未来ストーリーテリング 既成概念とか他者視点なんていらない

Step4

いざNOW行動プランニング

受講費用:全4回 55000円(税込)  

開催日:希望に応じて開催 ※平日・土曜日 10時~12時半

レッスン申込・問合せ:お問い合わせフォームにてご連絡ください

※「レッスンについての詳しい内容を聞いて受講したい」などお気軽にお問い合わせください。

お支払い方法:オンライン決済 当日、現金・クレジットカード払い

個別キャリア相談

初回:初回30分無料

まずは体験で「どんな相談ができるのかな」「課題解決ができるかな」をお確かめ下さい。

本コンサルティング 11,000円 / 90分

相談依頼・問合せ:お問い合わせフォームにてご連絡ください

講師:国家資格キャリアコンサルタント2級技能士 幟建由佳(noboritate yuka)

就活時、「職業選択は人生の幸福度に影響を与えているのではないか?」と興味を持ち、 人材業界に入社。ライフイベントに応じた働き方の実現を目指し、29歳の時にフリーランスで働くことを決意、32歳でフリーランスとして活動開始。民間企業キャリア相談デスク、大学キャリアセンターにて個別キャリア相談・セミナー開催。2018年よりシェアオフィス・ワーキングスペース「work-and-place」を運営。主にひとりで活動する女性起業家さんむけキャリア・ビジネスサポートを行う。キャリア領域での活動歴25年 400人以上のキャリアアドバイス実績あり。

2021芦屋市女性活躍推進プロジェクト「アシヤリジューム」主宰セミナーに登壇

当プロジェクトにてキャリアセミナーを担当しています

「わたしらしさ大解剖セミナー」 第1回目は「わたしの生き方・働き方発見!わたしらしさを紐解くワークショップ」を行いました(8-11月連続講座)。

過去から現在までの出来事を元に自分らしさの原点を探ります。 また、経験の意味づけ、意思決定の仕方も振り返ります。 「自分が納得のいく選択ができているのか?」を見つめ直し課題を発見する機会でもあります。

わたしのキャリアデザインセミナーでは「客観的に自分を見つめる機会の提供」を基本に設計しています。

個人ワーク、グループワークにたっぷり時間を作ります。 グループメンバーによって違いがでないよう「掘り下げる質問」も用意しています。 わたしがキャリア相談で使用する質問の仕方も盛り込んでいます。 本来ならキャリアデザインは自分でできるようになることが望ましいからです。

問いかけで深まり方は随分、違ってきます。

他者に問いかけることで、問いかけ方は上手くなります。 グループワークでこれを体験することで訓練にもなるんです。

たくさん話したい事がありますがレクチャーをただただ聞くよりも、実際にやることの方が大切なので、グッと我慢です・・・。 リアル開催が可能になればオフタイムに話せる!次回こそはリアル開催したいです。

さて、皆さまに感想を頂きました。

  • 人生の棚卸しをすることで自分が俯瞰できた
  • まさかのコメントを講師の方から頂いてハッとしました
  • フィードバックして頂けたことでそれ強みなんだ!と気が付けた など

ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。 次回は9/12です。

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