備えあれば憂いなし!コロナ禍に知っておきたいこと。

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備えあれば憂いなし!コロナ禍に知っておきたいこと。

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published : 2022/11/29

急激な気温低下に伴い、新型コロナウィルス感染症と季節性インフルエンザ感染症の同時流行が懸念されています。9月26日に発生届に関する大きな運用変更がありましたのでそのご紹介です。


備えあれば憂いなし!コロナ禍に知っておきたいこと。

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こんにちは、work and placeです。11月も終わりに近づき、冬はもうすぐそこですね。気温が急激に下がってきた事もあって体調を崩す人も多い様です。

やや落ち着きを見せていたコロナ禍も第8波の兆しが見えてきていますし、この冬は新型コロナウィルスと季節性インフルエンザの同時流行が不安視されてもいます。過度に不安を煽る訳ではありませんが、医療体制の逼迫等を考えると体調管理には特に気を付けたいところですね。

さて、新型コロナウィルス関連の状況がかなり変わった事をご存知ですか?2022年9月26日、政府は全数把握を簡略化する運用を全国一律で始めました。具体的に言えば、9月25日以前は医療機関等で陽性と診断された場合、発生届が提出される仕組みでした。(街中の無料PCR検査場等では提出されないケースもあり)この発生届に基づいて、感染者の全数把握をしていたわけです。

9月26日以降は、その発生届が出される要件が変更となりました。重症化リスクの有無が基準となっています。発生届が提出される対象者は以下の4つとなります。

  • 年齢が65歳以上の方
  • 入院を要する方
  • 基礎疾患等の重症化リスクが高い方
  • 妊娠している方

上記の4つに当てはまらない場合は届出対象外となり発生届が提出されません。基本的には陽性者ご本人が陽性者登録センターに登録をする事が必要となるんだそうです。発生届が出ていない場合でも支援物資の配布や健康相談は可能だそうです。各都道府県や市区町村によって対応が異なる場合もあるそうですから、もし陽性診断が出たものの発生届の届出対象外の場合はすぐに居住エリアの問い合わせ窓口に問い合わせて調べてみましょう。(電話は繋がりにくい事が多いようですので、まずはHPなどで検索してみるのが早そうです。)受診の相談をしたり、配食サービスやパルスオキシメーターの貸与などの必要な行政サービスを受ける為にも覚えておきたい情報です。


もう一つ、私達が知っておきたい大切な情報があります。それは回復後の諸手続きについてのお話です。加入されている保険の保険金請求等に必要な書類の一つに「療養期間証明書」というものがあります。しかし療養期間証明書は発生届が出ている人にしか発行されないんだそうです。

2022年9月26日以降に新型コロナウィルスに罹患され陽性診断を受けた場合は、発生届が出ている場合にのみ「療養期間証明書」が発行されます。(9月25日以前であっても発生届が出ていない場合は発行されません。)

保険請求の為に必要な書類となるので、心配になる方も多いかもしれません。ただ、厚生労働省は全数把握見直しに伴い、医療機関や保健所などに療養期間証明書の発行を求めない運用に切り替えるように各保険会社に緊急申し入れを行ったそうです。療養期間証明書以外にも新型コロナウィルスに罹患したという事が確認できる代替書類を活用するという取り組みです。代替書類として利用可能なものの具体例としてはMy HER-SYSの証明書や医療機関等で実施されたPCR検査や抗原検査の結果がわかる書類、診療明細書やコロナ治療薬が記載された処方箋や服用説明書などが挙げられるそうです。ただし、これは保険会社や担当者によって対応が異なる場合があるそうですので、慌てずに代替可能な必要書類を確認する事が必要です。


2022年9月26日を境に運用が大きく変わり、患者本人はもとより医療機関も保険会社も混乱している状況が続いています。今後は季節性インフルエンザとの同時流行が予測されており、更に情報が錯綜する事も考えられます。随時運用が変わっていく可能性もありますので、各自落ち着いて情報収集をする事を心がけたいですね。

幸運な事にスマートフォン等でも簡単に調べられる時代です。ただし個人のサイト等の情報ではなく、居住区の行政の公式ホームページ等の正式な情報を確認するようにしましょう。

これから気温もどんどん下がりますし、クリスマスに忘年会・新年会と人が集まり感染リスクも高まります。勿論、罹患せずに健康でいられる事が一番ですが、何かあった時にベストな対応が取れるようにしておきたいですね。

とはいえ、せっかくの楽しいイベントが多い季節です。健康管理に留意しつつも、楽しく過ごしたいものです。それでは、また!

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