AI技術をフル活用したスマート農業が今アツい!
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published : 2022/10/20

農業のグローバル化が進んでいます。農業全体が抱える問題解決にIoTやAI技術が役立っています。ドローンから人工衛星、農家の人手不足解消から食糧危機対策、多角的に活躍しているスマート農業の今をご紹介します。
AI技術をフル活用したスマート農業が今アツい!
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こんにちは、work and placeです。
IoTやAI技術が私達の日常生活に浸透して随分経ちます。もはや特別な技術というよりは、スマートフォンのアプリ等を通じて身近な存在になっていますね。先日私が目にした報道において、農業に参入しているAI技術が紹介されていました。大変興味深かったのでこちらでもご紹介したいと思います。
日本の農業は、農家の高齢化や後継者不足による人手不足の傾向が強くあります。離農の道を選ぶ農家も年々増えているそうです。継続していても人手不足・労力不足に頭を悩ませている農家も少なくありません。その対策の一つとして、IoTやAI技術を取り入れる取り組みに注目が集まっています。
既に取り入れられているAI技術の実例としては下記が挙げられます。
農作物の自動収穫システム
農薬散布量の最適化計算
最適収穫時期を判別する
AI予測に基づく出荷量の調整を行う
農作物の選別作業を自動化する
AIを搭載したドローンによるピンポントの農薬散布
技術やノウハウを可視化し研修・指導に利用する
上記はわかりやすい例ですが、他にも多岐に渡る部分にAI技術が取り入れられており、デジタル化されたスマート農業が少しずつ広がっています。人手不足の解消や負担軽減、省力化を目指しており、農林水産省も実装を図る為の実証を推し進めています。
しかし、決してプラスの要素ばかりではありません。導入する為には決して安くはない初期費用がかかります。小規模な個人の農家で導入するにはハードルが高いと言えます。同一エリア内で複数の農家が協力する等、導入のための工夫が必要かもしれませんね。また、ただ導入すれば良いわけでは無く、適切な使用方法や上手な活用法が必要となるのは言うまでもありません。
ここでもう一つご紹介したいのは人工衛星データとAI技術の掛け合わせで農業支援を目指す取り組みについてです。2018年に兵庫県丹波市で創業されたSagri(サグリ)という会社をご存知ですか?
人工衛星による画像データとAI技術、更に区画技術を組み合わせたサービスを提供しています。生産管理と土壌分析を効率的に行う事が可能になりました。土壌特性を適切に推定する事で、耕作放棄地の効率的な再生も可能となります。この技術は日本だけではなく、海外でも注目されているそうです。
今後、世界的な食糧危機が近い将来訪れると言われています。その対策として間違いなく農業改革が必要となってきます。IoTやAI技術を駆使したスマート農業をうまく活用する事は、食糧危機対策に直結しそうです。日本国内においても食料自給率の低さが長らく問題になっていますが、その解決の一助になって欲しいと思います。今後もスマート農業から目が離せませんね。それでは、また。
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