効き脳診断でチームビルディング
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published : 2024/9/20
お互いの思考行動の特徴が分かれば、チームはぐんぐん伸びる!利き脳診断って何?
効き脳診断でチームビルディング
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【効き脳診断でチームビルディング】
お互いの思考行動の特徴が分かれば、チームはぐんぐん伸びる!
はじめに
近年、システムや技術の高度化によりビジネスを取り巻く環境は複雑化し、各個人にスピーディーな意思決定、高いパフォーマンスの発揮が求められています。こういった状況のなか、チームに属する個人の能力やスキルを最大限に発揮できるチーム作りの取組みの一つとして、「チームビルディング」が注目されています。少人数組織はもちろん、大規模の組織であっても複数のチームで構成されているため、組織全体の生産性を上げるには、チームビルディングは不可欠です。
進め方、具体的な方法はさまざまありますが、本記事では、「効き脳診断」によってお互いの思考特徴を知ることではじめるチームビルディングについて、ご紹介します。具体的な考え方、活用方法について、「効き脳診断」の代理店として数々の企業で研修を行う、税理士の坂本純一氏に伺いました。
【坂本純一氏PROFILE】
昭和54年3月12日生まれ。愛媛県松山市出身、兵庫県宝塚市在住。確定申告“楽ちん時短”税理士事務所「Libra会計(らいぶらかいけい)」代表。お金と人のコンサルオフィス「株式会社Libra Next」代表取締役。29歳で税理士として独立。開業当初からクライアントを「サロン・治療院」に完全特化。16年間で累計300名を超えるセラピストの相談&顧問実績。コロナ禍を機に事務所の運営方法を雇用型からチームビルディング型に刷新。
「税理士」といえば、クライアントの「お金」の相談に乗るのが一般的だが、マネジメントをする上では「お金」だけでなく「人」についても知る必要があり、「お金」と「人」、言い換えると「勘定」と「感情」に寄り添えるコンサルタントになりたいとの思いから、チームビルディングを学んだ。
①チーム活性化のポイントは人材力×組織力×関係力!
―なぜ「効き脳診断」がチームビルディングに有用なのでしょうか?
坂本氏:個人の強みや長所を最大限に活かす組織づくりであるチームビルディングの3要素として、人材力、組織力、関係力があります。この3つの要素がサイクルして強化されることで、問題解決力が高く新たな価値を創出する組織へと成長します。そして、3つの要素すべてに「効き脳診断」が役立ちます。
人間には「利き手」や「利き目」があるように、脳でも無意識に反応する「効き脳(利き脳)」があり、効き脳の違いによって、物ごとの捉え方やコミュニケーションのとり方にも違いが表れます。「利き脳診断」を通じて自分や他人の思考特性を把握することで、組織や個人の課題を解決に導くことができます。そのため、僕は、「効き脳診断」はチームビルディングの最初の一歩だと考えています。実際に、世界各国での利用実績はコカ・コーラやマイクロソフトなどの大企業をはじめ、200万人以上に上ります。
②【人材力】人材の強み・弱みを科学的に把握!
―効き脳の違いは、どのように可視化できるのですか?
坂本氏:効き脳診断は、大脳生理学に基づく行動分析手法「ハーマンモデル理論」をベースにつくれた40項目ほどの質問に回答して診断します。ハーマンモデル理論とは、人間の脳は「大脳新皮質の左脳・右脳」および「辺縁系の左脳・右脳」の4つの部位で構成され、それぞれ異なる機能をもつことを提唱した理論です。
効き脳診断では、この4つの部位のどれが優位なのかが一目でわかります。Aは論理・理性脳、Bは堅実・計画脳、Cは感覚・友好脳、Dは冒険・創造脳とされていて、数値が48を超えると優勢といわれています。僕の診断結果シートを見てもらうと、DとCが高いのがわかるでしょう。税理士という職業は、申告書を間違いなく作り、お客さんの質問に論理的に答え、確定申告期限に間に合うよう計画的に実行する能力が求められますが、そこに適しているAやBの数値が僕は低い。しかし、おそらく一般的な税理士が得意としないCの共感力やDのアイデア力があります。顧客である社長の提案に、ブレーキを踏むのではなく、理解して背中を押すことができる強みがあります。
このように、チームメンバーそれぞれの強みや弱みを視覚的に把握することで、どこに配置するのか、どの業務が最良なのかを、科学的な根拠をもって検討でき、人材の力を最大限に活かすことができます。それに、苦手分野を克服してもらうよりも、その部分の強みがある人をぐっと伸ばせたが方が、組織の目的を最速で達成できるのではないでしょうか。
③【組織力】組織全体の思考特性を知りホールブレイン度を高める!
―各人材がもつ強み・弱みを可視化した後、組織全体ではどう考えるのでしょうか。
坂本氏:個人が主体性をもち、組織の目標達成に向けて一丸となって動けるチーム作りにおいて、ホールブレイン度を高めることが重要です。高い業績を上げている組織やチームの特徴である、「クリエイティブ・プロセス(違うタイプ同士では議論が活発化する傾向が高い)」を活用し、チームの共同作業のなかで、違うタイプをアサインすることで、ホールブレイン度は高まると言われています。 つまり、組織やチームでの共同作業のなかで目標に向かって生産性を高めるためには、4つの思考特性がバランスよく配置されていることが好ましいのです。
たとえば、プロジェクトの立ち上げで新たに4人アサインする必要があった場合、僕のようなDタイプは自分に共感してくれて話が合う人を選んでしまいがちで、そうなると全員がDタイプになります。アイデアだけは飛び交うものの、誰も実行しない、そういったチームとなってしまう可能性があります。Dタイプがアイデアを出す。定義づけが得意なAに落ち度がないか確認してもらい、定義をつけてもらい、Cが全員をとりまとめ、Dに最終確認後、やり方のマニュアルを渡してBに実行してもらう、これがクリエイティブプロセスです。
効き脳の違いによる、コミュニケーションのギャップはありますが、どの効き脳の人も必要です。チームとして成果を上げようと思ったら、ひとつの目標に対して、どの人材がいちばん成果を出すか、効き脳に沿ってアサインしたら大きくこけることはありません。そして、効き脳診断では、既存チームの思考特性、分析などを行う組織診断も可能です。これは僕の会社の診断結果ですが、Cが優勢であることが分かります。この結果に基づいて、メンバーの入れ替えも検討できますし、既存メンバーの低い部分が可視化できているので、そこを伸ばすためのトレーニングや環境を整えることができます。
④【関係力】この人苦手……から、認めて伸ばし合うコミュニケーションへ!
―違う特性のメンバーとのコミュニケーション、難しいこともあるのではないかと思います。
坂本氏:そうですね。みなさん、誰しも、この人とは合わない、あの人は苦手なタイプだなどと思う事があるのではないでしょうか。僕自身も、経営者としてスタッフを抱え同じ問題にぶつかったことがあります。
新しいアイデアの導入を提案するたびに、「今のやり方を変えたくない」「新たな導入の為に割く時間がもったいない」と反発してくるスタッフがいました。この人とは話が合わない、そう感じていたときもありましたが、効き脳診断でお互いのタイプを可視化することで、なぜ、コミュニケーションがうまくいかなかったのかを理解しました。
この図では、特性同士のコミュニケーションギャップの差についてまとめました。診断をして、他人の診断結果もみることで、なぜうまくいかなかったのかが可視化でき、次のコミュニケーションを考えることができます。
そして、自身のタイプ、メンバーの各特徴をチーム内で把握することで、ずれたコミュニケーションやメンバーの自己肯定感の低下を防ぐことができます。この図では、特性ごとに特徴をまとめました。僕はDタイプですが、前述したスタッフはBとCが高いタイプでした。そのため、今までの苦労を労う共感をした上で、実行に向けた細かい指示を出すようにすることで、コミュニケーションギャップの差が少なくなりました。
まとめ
個人の強みや長所を生かす組織づくりで資金繰りもよくなる
―効き脳診断の導入を検討する経営者の方にメッセージをお願いします。
坂本氏:経営者の相談にのっていると、お金の悩みをもつ方が多いです。しかし、よく話を聞いてみると、メンバーの強みを活かせていません。そして、コミュニケーションもうまくいっていない。お互いが理解できないまま、メンバーが退職。退職されてしまうと、また新しい人材を雇うのに資金繰りが悪化しますし、教育にも時間がかかります。
資金繰りがよくなる=売上を上げるには、「人材力」・・・人の強みを活かす力、「組織力」・・・組織の目的目標やビジョンを実現する力、「関係力」・・・目的や目標を達成するためのコミュニケーション力が必要です。これら3つの要素がつながってはじめてチームビルディングが起こり、その結果として、売上アップなど組織目標が達成されます。
強みをもっている人が活躍すれば早い段階で売上が上がり、その結果、資金繰りが良くなり生産性も上がります。金銭がチームにバックできてメンバーのモチベーション向上にもつながる、いい循環が生まれます。僕としては、効き脳診断結果が裏につく名刺が当たり前の世の中になるのが夢ですね。笑
★効き脳診断の診断方法
- 代理店を通じて効き脳診断の申込を行う。
- 発行されたQRコードから、約40項目の質問に回答。
- 回答結果が表示される。
効き脳診断については以下のサイトをご確認ください 効き脳診断
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