波乱含みの新年。2024年の行方はどうなる?

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波乱含みの新年。2024年の行方はどうなる?

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published : 2024/1/2

波乱の幕開けとなった2024年。神戸に4年振りにルミナリエが帰ってきます!


波乱含みの新年。2024年の行方はどうなる?

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新年明けましておめでとうございます。2024年は元旦早々に能登半島地震が起き、2日には羽田空港滑走路での航空機接触事故が起きたりと、お正月気分が吹き飛ぶ不穏なスタートとなりました。また、経済においても日本のGDPは世界4位に転落し、1人あたりの名目GDPに至ってはG7最下位の21位となりました。紛争が続く世界情勢も落ち着かぬままに年を越しましたし、明るい兆しはあまり見えていないように感じます。

それでも神戸にとって少しでも明るいニュースをご紹介したいと思います。阪神・淡路大震災の記憶を後世に語り継ぎ、神戸の希望を象徴する行事として長年開催されていたルミナリエですが、コロナ禍の影響もあってここ数年は中止となっていました。例年はクリスマス時期の開催でしたが、2024年1月に4年振りに開催される事が決定しました。これは楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。

ルミナリエは震災で亡くなった方への鎮魂の目的が強く、単なるイルミネーションイベントという訳ではありません。美しい光の競演は作品としての素晴らしさは勿論ですが、癒しを求めたり心の拠り所として切望していた人も少なくありません。

その反面、開催の費用の問題や周辺の店舗の営業に支障があったり、元町・三宮界隈の混雑の割に経済効果が芳しくないと開催に否定的な声も長年上がっていました。そういった声をふまえ、今回は開催時期をクリスマス時期ではなく、2024年1月19日(金)~1月28日(日)に変更したり、色々な取り組みを行っています。例えば、展示場所を例年の旧居留地から東遊園地だけではなく、メリケンパークにも作品を展開するそうです。また、新しく加えられたメリケンパーク会場では、有料エリアを設けるとの事です。有料の特別鑑賞券によって、運営費用の負担軽減だけではなく、毎年問題となっていた過剰な混雑緩和の効果も期待できそうです。

花時計広場においては、神戸・阪神間の食品関連企業有志による飲食ブースも出展されますし、ライブステージも開催予定だそうです。更に関連イベントとして神戸税関のライトアップや夜間開放もありますし、神戸観光局による「神戸おかえり旅キャンペーン」も開催されます。

ルミナリエは神戸を代表すると言っても過言ではない、長年人気のイベントでもあります。費用面や開催での問題は少なくなかったと思いますが、今回の様々な工夫によって改善が期待できそうです。奇しくも能登半島地震が起きた事もあり、より鎮魂への想いが強くなる開催になるかと思います。また懸念されている混雑緩和の為の分散が奏功し、地元の商店等への経済効果もあれば言う事ありませんね。

神戸ルミナリエ~夢灯す、光の彫刻~ 2024年1月19日(金)~1月28日(日)

点灯時間 薄暮~21:30(変更の可能性有とのこと。)


波乱の幕開けとなった2024年ですが、困難ばかりではないと期待したいですね。能登半島地震についてはまだまだ被害の全容は明らかではありませんが、最小限に抑えられる事、そして1人でも多くの方のご無事を切に祈ります。

2025年には大阪・関西万博を控えています。こちらも膨大な予算や参加各国の足並みが揃わない等の問題が山積みではありますが、関西のみならず日本の経済回復や文化の発展の起爆剤になる可能性も秘めているのかもしれません。その準備に大切な1年となりますね。4年に1度のうるう年でもある2024年。皆様にとっても素晴らしい1年になる様、祈ってやみません。

今年のwork and placeは1月6日から営業開始致します。本年もどうぞよろしくお願い致します。それでは、また。

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