こんにちは、work and placeです。昔から「一月往ぬる二月逃げる三月去る」と言います。年明けから三月までは時間の流れが早く感じ、あっという間に日々が過ぎ去る事を例えたものです。その「逃げる」と評される二月もまもなく終わりですね。ただでさえ日数が短い上に、確定申告等で忙しない日々だったかと思います。明後日からはいよいよ三月突入です。そろそろ寒さも緩み、春らしくなっていきそうです。

さて、季節の変わり目にはファッションが気になるところです。ニューヨーク・ロンドン・ミラノ、そしてパリと世界４都市で開催された2023年春夏のファッションウィークが終了しました。４大コレクションのランウェイではどんなクリエーションが展開されたのでしょうか？

ファッションにも多大な影響を与えると言われている世界情勢は、新型コロナウィルス感染症によるパンデミック、ロシアのウクライナへの侵攻、世界的な物価高や気候変動など不安要素が多いものでした。その情勢を踏まえた上でデザイナー達は多様性や実用性を意識したクリエーションを多く発信しました。トレンドそのものが多様化しており、ファッションの自由度を謳歌したかのようなアイテムが多くなっています。ですから2023年春夏のファッショントレンドを一口に語る事は難しいですが、いくつかの特徴がありますのでそれをご紹介したいと思います。

まず、大きな特徴としてはここ数年のトレンドとなっているY2K（2000年代）の流れです。これは引き続き大きなトレンドの一つとなりそうです。ボディラインを強調するスタイルはそのままに、シックで大人っぽいY2Kが2023年風となりそうです。

デニム素材の人気は続きますが、久しぶりにヒップハングにスポットライトが当たりそうです。少し前から人気浮上していたローライズデニムですが、この春夏はバギーデニムも台頭しそうです。ランウェイではダメージデニムにテーラードジャケットで着崩すスタイルや、逆にサテン素材のトップスを合わせるスタイリングも見受けられましたね。ローウェストにスポットライトが当たっていますが、それはパンツだけではありません。ローウェストのロングスカートやマキシ丈も注目すべきアイテムです。

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またここ数年人気な実用的なデザインは今季も健在です。ランウェイでは機能性の高いユーティリティなデザインが多く提案されていました。特に今季はポケットが沢山付いたカーゴパンツやジャンプスーツ、フーディなど機能性が高く、しかもシックで上品な新感覚ユーティリティスタイルが注目されているようです。

実用性重視でありながらも、サテン素材やオーガンジー、チュール等の透け感のある素材を取り入れる事で、柔らかさやロマンティックな印象を与えるデザインが今年流だと言えそうです。華やかなフローラル柄も人気な一方で、シンプルでミニマルなスタイルもビッグトレンドとなりそうです。

2023年春夏トレンドは前述したように、特徴を一口で表せない多様性に溢れたものになっています。ジェンダーや人種、体型などの垣根を越えて、ありのままの美しさを表現するデザインが豊富ですね。その中でも各ファッション誌がこぞって提案するマストハブアイテムはカーゴパンツとテーラードジャケット、ダメージデニムです。

また、トレンドカラーは何と言ってもパープルです。ファッションの中にパープルのアイテムを一つ取り入れる事でグッと今年らしさを表現できそうですね。

いかがでしたか？2023年春夏トレンドは多様性に溢れていて、特徴を一つに絞る事はかなり難しいですが、実用性・機能性の高いアイテムが多い事は間違いありません。皆様が春服を選ぶ際の参考になれば幸いです。トレンドも取り入れつつ、自分らしいファッションで春を迎えたいですね！それでは、また。