スポーツ科学で子供の運動能力を可視化する?スポーツにもPDCAを。
blog
published : 2022/4/25

オリンピックの影響等でスポーツを始める人が増えています。闇雲に頑張るのではなく、スポーツ科学とAIの掛け合わせでより効率的に上達する事が可能になりました。運動能力を可視化する最先端の施設をご紹介します。
スポーツ科学で子供の運動能力を可視化する?スポーツにもPDCAを。
blog Detail
こんにちは、work and placeです。昨年開催された東京オリンピック2020や今年開催された北京オリンピック2022等の影響もあって、スポーツに興味を持った方は多いのではないでしょうか?
特にアーバンスポーツと呼ばれるスケートボードやBMXの人口はかなり増えたそうです。ご自身で始める方は勿論ですが、お子さんの習い事としても人気が高まっているようですね。
昔は地域の野球チームに所属したり、町の体操教室に入るといった形や中学生位からはクラブ活動への参加が当たり前でしたが、子供達のスポーツの取り組み方にも多様性の波が訪れているようです。
昭和のスポーツは、根性論が根強かったと言われています。練習中に水を飲まないであるとか、過剰に負荷をかけてしまうケースも多かったようです。現在もそういった側面が全くないとは言いませんが、スポーツ科学や理論が進化した事や、監督・コーチ等教える側への教育が進んできた事もあり、改善された部分も多いです。
先日、スポーツ庁長官が全日本柔道連盟が小学生の全国大会を中止する判断を支持した事がニュースになっていました。行き過ぎた勝利至上主義が散見された事も廃止の一因であったと言われています。賛否はわかれていますが、確かに子供の教育におけるスポーツのあり方について大人がきちんと考えるべき時期に来ているのかもしれませんね。
さて、今回は子供達のスポーツへの新しい関わり方の一つをご紹介したいと思います。アローズラボという施設をご存知ですか?全国に12店舗あり、関西では大阪・西天満にアローズラボ大阪があります。アローズラボではスポーツ科学とAIによるデータ分析を活用して、身体をアップデートするサービスを提供しています。
子供から大人まであらゆる年齢を対象としていますが、今回は子供向けのサービスについて掘り下げてみたいと思います。子供さんがスポーツをするにあたって、下記の様なニーズがあるそうです。
- 足が速くなりたい。(かけっこ)
- 何のスポーツをしようか迷っている。
- 子供にスポーツの才能があるのか知りたい。
- 子供にとって適切なトレーニング方法を知りたい。
- プロ選手を目指している。
- 子供の競技レベルを知りたい。
こういったニーズに科学的な答えを出してくれるのが、独自に開発されたAI「MoSE™️」です。子供から高齢者、プロスポーツ選手にまで至る20,000人のデータと、エビデンスレベルの高い論文データを組み合わせているんだそうです。
運動能力を向上させる為にスポーツ科学の分野からアプローチするわけですが、具体的には、体力の分析から健康状態・運動能力の才能を可視化します。きちんと可視化する事で、強みや弱み・課題や目標を見つける事が出来ます。やみくもに努力するのではなく、課題をクリアして目標を実現させる為のトレーニングプランを設計してもらえるのです。施設によってはトレーニングのレッスンも行っているそうです。
検査で具体的な課題などを明確にし、一般論ではなく個人に対して最適な処方を提案してくれる「診断」です。特に成長の真っただ中にいる子供達にとって正しいトレーニングというのはとても重要です。
AIは1人1人の課題や目標に合わせて、正しい成長の方向性を導きだします。トレーニング内容も成長や目的に合わせて、最適なメニューを自動で算出してくれるんだそうです。ゴール到達までの最短で無駄のないプランニングが可能となります。また、体力上昇と疲労低下の状態をプランニングする事で、大会などに最高のパフォーマンス状態を合わせる事もできるんだとか。
ビジネスシーンで良く使われるPDCAはスポーツ科学にとっても重要だそうです。
Plan(プラン)→Do(実行)→Check(検査)→Analisys(分析)
上記の理想的と言えるサイクルによって効率的な強化が可能となりますが、アローズにおいてはCheck(検査)からスタートします。自らの身体を知り、ゴールを設定する。そしてそのゴールに向けて計画を立てて適切なトレーニングを行い、成長を検証する。このサイクルを繰り返す事が最も効果的な成長を期待できる近道になるそうです。
アローズラボ 大阪
大阪市北区西天満5-3-10 近畿医療専門学校1階
TEL 06-6360-3035
健康な身体と心を育むのにスポーツは最適な方法の一つだと思いますが、過剰な負担を子供達に強いる事は望ましくありません。未来のオリンピアンを目指す子供達は勿論ですが、健康目的であったり、趣味の範囲であったりとスポーツへの関わり方は人それぞれです。
少なくとも怪我や過酷過ぎるトレーニングを避ける為にも、スポーツ科学やAI診断を取り入れて、適切で効率良く、そして何より楽しみながら頑張れると良いですね。勝利至上主義は極端ですが、試合に勝ったり、自分の成績が上がったりと成功体験を得る事は大切な事だと思います。
今後はスポーツをシンプルに楽しむ為、そして上達する為に、最新のスポーツ科学とAIテクノロジーを活用するのが当たり前の時代になっていくかもしれませんね。それでは、また。
更新:2025/4/24
旬食材のまなび塾 みやびこーる(miyabi・corps) 荒川雅子
神戸・芦屋/miyabi・corps(みやびこーる)主宰 荒川雅子/「日本野菜ソムリエ協会」野菜ソムリエプロ・「日本四季大学」 四季薬膳認定講師・オイリスト。旬の要素を取り入れることをベースにし、その…
更新:2025/1/2
Ascend Partners ‐キャリアデザイン&能力開発‐
幟建由佳(のぼりたて ゆか) 国家資格2級技能士キャリアコンサルタント。26年以上にわたり2500人以上のキャリア支援実施。国家資格キャリアコンサルタント2級技能士(熟練レベル)を保有し、就活生から…