熱中症対策の最先端は意外と原始的?猛暑を乗り切る必需品とは?

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熱中症対策の最先端は意外と原始的?猛暑を乗り切る必需品とは?

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published : 2022/7/15

今年は2018年に次ぐ猛暑が予想されています。熱中症対策アイテムも色々販売されています。その中でも効果的且つ人気なのは意外と原始的なアイテムだった?最先端の熱中症対策をご紹介します。


熱中症対策の最先端は意外と原始的?猛暑を乗り切る必需品とは?

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こんにちは、work and placeです。

7月も半ばに入り、夏真っ盛りの兵庫県芦屋市です。日差しも強くなって来て、紫外線はもとより、暑さ対策としても日傘やサングラスが手放せない季節になってきました。今年はかなりの猛暑が予想されており、熱中症対策も待ったなしですね。人間の身体は本来、体温調節の目的で汗を出し気化熱によって体温を下げようとする機能が備わっています。しかし、外気温が高すぎる上に高湿度の環境下においては汗が蒸発せず、体内に熱が留まってしまいます。これが熱中症を引き起こす原因の一つになります。

何と言っても必要なのは水分補給ですが、水やお茶ではなく経口補水液やスポーツドリンク等の水分だけではなくミネラル分も補給してくれるタイプが安心ですね。『喉が渇いた。』と感じてからでは少し遅いんだそうです。特に屋外が危険ではありますが、屋内でも熱中症になるケースも大変多いです。この季節は特にこまめな水分・ミネラル補給を心がけたいですね!塩飴や塩タブレットも気軽に口にできて便利です。自宅のリビングや外出時持ち歩くポーチ等にストックしておくと安心です。


内側からの水分補給は勿論大切で、それだけで脱水症状はかなり防げます。しかし、熱中症は水分補給のみでは防ぐことはできません。今日は熱中症予防に便利なアイテムをご紹介したいと思います。

モバイルファン(手持ち扇風機)は相変わらずの人気で、雑誌の付録になったりもしています。既にお持ちの方も多いかもしれません。ですが、今年の様な猛暑の日中屋外においては、モバイルファンを回しても温風が来るだけで、実質温風機だなんて声も聞こえますね。

熱中症対策アイテムで今年大変人気なのがネッククーラーです。環境省が推奨している熱中症環境保健マニュアルにも『体表近くに太い静脈がある場所を冷やすのが最も効果的です。』と記載されています。首には太い静脈があるので、首を冷やす事によって冷えた血液が全身を巡り、効率的に身体を冷やす事が可能なのです。

各メーカーから色々なタイプのネッククーラーが発売されています。ネッククーラーは主に3種類のタイプに分かれます。

  • 電動タイプ

    プレートを電動で冷やすタイプ。冷却力が高く、持続性にも優れている。

    充電タイプが多い。比較的高価格帯である。

  • 保冷剤タイプ

    凍らせた保冷剤を入れて首に巻くタイプ。氷そのものをあてているようなもので非常に冷却力に優れている。ただし、体温や気温の影響をダイレクトに受ける為、持続性は低い。リーズナブルなものが多い。

  • PCM素材タイプ

    使用前に冷凍庫で冷やしておくタイプ。装着直後はかなり冷えるが、適度なひんやり感が続くので急激にではなくじんわりと首全体を冷やす事ができる。持続性は電動タイプと保冷剤タイプの中間程度。

ネッククーラーは熱中症対策には最適と言えますが、特に電動タイプは高額なものも多いです。中には数万円するものまであります。子供に持たせるにはやや高額ですし、デザインや機能にもよりますが、学校の体育や部活等の激しい動きのある中での使用は難しいかもしれません。

そこで、おすすめしたいのが冷感タオルです。100均でも手に入るお手頃さですが、効果もバッチリです。基本水で濡らすタイプがほとんどで、濡らして絞った後に首などに巻いて使用します。中には水で濡らさないタイプもありますが、より効果的なのは前述した気化熱を利用した仕組みの、水で濡らすタイプです。濡らさないタイプはどちらかと言うと屋内向けで、就寝時などの利用がおすすめです。

冷感タオルはネッククーラーに比べてリーズナブルなところがポイントです。高いものでも1000円程度の印象です。単なるタオル状の布ですので安全性も高く、子供さんにも安心して持たせる事ができますね。中には、冷感タオルにポケットが付いていて保冷剤を入れられるハイブリッドタイプの冷感タオルもあるそうです。

その日の気温や状況に合わせて上手に使い分けたいですね。専用のものでなくても、緊急時には手持ちのハンカチを濡らしたり、保冷剤を首にあてたりと工夫してみるのも良いですね。一見原始的な様に思えますが、意外と効果的です。食生活や睡眠などの日常生活を含め、正しい熱中症対策をする事で、健康で快適に猛暑を乗り切りたいですね。それでは、また。

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