NEXT GAFA?!投資家もグリーンテックに熱視線?

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NEXT GAFA?!投資家もグリーンテックに熱視線?

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published : 2023/1/20

リーマンショック以降、世界規模で絶大な力を誇っていた「GAFA」にも陰りが見られてきました。そこで今、「NEXT GAFA」との呼び声高いグリーンテックについてご紹介します。環境問題に注目があつまる今、多くの投資家がグリーンテックへの投資を始めています。


NEXT GAFA?!投資家もグリーンテックに熱視線?

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こんにちは、work and placeです。世界経済で圧倒的、絶対的存在であったはずのGAFAにも陰りが見えてきています。「GAFA」とはGoogle、Amazon、Facebook(現Meta)、Appleの4社の頭文字を取った呼び方です。世界最大級のITプラットフォーマーとして膨大な個人情報を手中ににしています。データを握る事で世界を支配していたと言えるでしょう。半面、ビッグデータや市場を独占している事や莫大な利益に対する納税額の低さ等が批判されてもきました。その批判をものともせずに世界を席巻していたかのように見えたGAFAですが、どうやらITプラットフォーマー独り勝ちの時代は終わりを迎えつつあるようです。

2022年、所謂大手プラットフォーマーの株価は悉く下落しました。リーマンショック以降の世界経済を支えてきたとも言えるGAFAですが、業績悪化が続いています。収益増加のペースも鈍り、ビジネスモデル自体の成長にも限界が見られているようです。景気減速の影響も受け、1万人規模の人員削減が相次いで行われています。大幅なコストカットを余儀なくされている事は明らかです。

そして今、注目されているのがNEXT GAFAとも呼ばれるグリーンテックです。グリーンテックとは、SDGsで謳われている持続可能な社会実現の為、環境や資源に配慮したテクノロジーやサービスの事です。2015年に採択されたパリ協定に基づいた世界各国の動きや、SDGsへの意識の高まりを受け、大きな注目を集めています。

グリーンテックと一口に言っても取り組みは様々ですが、再生可能な次世代エネルギーに関わるものが多いそうです。特に一番身近とも言える太陽光発電システムは商業用から家庭用まで幅広く流通していますが、更にその蓄電技術や電力貯蔵の可視化技術、さらにクリーンエネルギーを活用した電気自動車等の開発もグリーンテックの一環となっています。

世界的に待ったなしの状況が続く環境問題に注目が集まっている事もあり、投資家達もグリーンテックに熱い視線を送っています。特に欧米では必ずしも大会社だけではなく、グリーンテックに関わるベンチャー企業に対しても、かつてないレベルの投資が集まっているんだそうです。先日の報道ではゴミをAIで自動分別する技術を持つアメリカのベンチャー企業が大きく紹介されていました。

現在、新たなイノベーションを生み出すベンチャー企業の存在はアメリカ・シリコンバレーのみに集中しているわけではありません。中国やインド・イスラエル・シンガポール、ヨーロッパと世界各地に広がっていますし、勿論日本も例外ではありません。


日本でも大企業は勿論ですが、グリーンテックに参入するベンチャー企業が増えています。例えば電力契約をオークションのスタイルで購入するサービスや、再生可能エネルギーを個人で購入可能なサービスや、バイオマス燃料の開発を行う企業等があります。

また、グリーンテックそのものではなくても環境問題やフードロス問題、SDGsに関連する取り組みも依然として増えています。

最近話題になっているのが、日本最大の料理レシピサービスを展開する「クックパッド」が始めた生鮮食品ECの「クックパッドマート」です。これは単に生鮮食品を販売するというビジネスモデルではありません。地域の生産者と消費者を繋ぐサービスで、所謂「あまりもの」の野菜等をお得に購入する事が可能です。新鮮な野菜が7~10種類も入った「野菜レスキューセット」が何とワンコインでお釣がきます。(496円(税込)定期便価格)家計を応援すると同時にフードロス削減にもなりますね!普段は購入しないお野菜が入っている事もあるそうで、子育て世代にとっては食育の一つにもなりそうです。

現在は一都三県のみの展開で、コンビニやドラッグストア、コインランドリー、無人餃子販売所などに設置されたマートステーションでクックパッドマートの商品受け取りができるそうです。独自のマートステーションでの受け取りというスタイルの為、個別の配送料はかかりません。大人気のサービスですので、いずれば全国に広がるといいですね!

莫大な資金力を持つプラットフォーマーだけがもてはやされる時代ではもうないのかもしれません。NEXT GAFAと呼ばれるグリーンテックの企業は規模が小さくとも独自の技術力や新しい発想で未来を切り拓きつつあります。元々工夫するという事に長けている日本にもまだまだ沢山の可能性がありそうです。今後の日本発信のグリーンテックにも期待したいですね。それでは、また。

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