いよいよ新型コロナが5類へ移行?!マスクはどうなる?

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いよいよ新型コロナが5類へ移行?!マスクはどうなる?

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published : 2023/1/29

感染症法に動きが?!政府は新型コロナウィルス感染症を5類に移行する方針を決定しました。私達の生活はどう変わるのでしょうか?行動制限・医療費負担・マスクはどうなるのか考えてみます。


いよいよ新型コロナが5類へ移行?!マスクはどうなる?

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こんにちは、work and placeです。1月も今日で終わりますが、皆様2023年の幕開けはいかがでしたか?幸先の良いスタートを切れていると良いのですが。

さて、ここ数年私達の生活を大きく変化させてきた新型コロナウィルス感染症への対応について、先日大きな報道がありましたのでそのご紹介です。政府は2023年5月8日に現在は2類相当の位置付けとなっている新型コロナウィルス感染症を5類に移行する方針を決定しました。(2023年1月27日)5類と言うことは季節性インフルエンザと同等の扱いとなります。

何故移行日が5月8日になったのかと言うと、自治体や医療機関から準備期間が必要だとの声が上がり、「移行にあたっては、国民の生活のほか企業や医療機関などに大きな影響を及ぼすことから、今後、3か月程度の準備期間を置いた上で行うべき」と厚生労働省の感染症部会が意見した事が理由なんだそうです。またゴールデンウィークの大型連休前に移行すると感染急拡大の懸念があることや、医療機関の負担を考慮した結果、5月8日に落ち着いたようです。


5類へ移行すると具体的に何が変わるのかが気になるところですね。まず大きな変更としては行動制限がなくなる事でしょうか。緊急事態宣言や入院勧告、外出自粛等の行動制限ができなくなります。また、現在は感染症指定医療機関や発熱外来等の一部の医療機関のみで行われていた診療や入院の受け入れですが、移行後は幅広い医療機関で対応可能となります。(段階的に移行の方針)更に治療や入院にかかる医療費にも変更があります。現在は全額公費負担になっていますが、移行後は一部自己負担に変わります。(当面は公費負担を継続し、段階的に見直しの方針)ワクチン接種に関しては厚生労働省の専門家による分科会で議論が行われており、今後の方針については今年度中に結論を示すとしています。更にこれまでは入国時にワクチン接種証明書(3回)等の提示を求めていた水際対策にも変更が見られます。原則的には今までの様な措置は取れなくなります。またここ数年かなり制限されていた大声を伴うイベントですが、現在は定員の50%とされていたものが、対策を講じれば100%での開催が可能となります。

段階的な移行ではあるものの、5類になる事で私達の生活は随分変わってきそうですね。中でも話題になっているのがマスク問題です。既にマスク着用については屋内では推奨というレベルにまで緩和されていますが、現実的には屋外であってもマスク着用を続けている人がほとんどです。

5類に移行後は屋内・屋外を問わずマスクの着用を個人の判断に委ねる事を基本とするように見直しがなされます。具体的な見直し時期は今後検討するそうですが、マスク着用が個人の判断となる日もそう遠くありません。ただ、厚生労働省の専門家会合では「感染症法上の位置づけが変更になった場合でも感染リスクの高い機会があった人などは周りに感染させない為に引き続き着用が求められる。」との見解を示すメンバーもいるそうです。

現時点でも屋外ですらマスク着用の人がほとんどな中で、突然「個人の判断」となってもいきなりマスクをしないというのは現実的ではないかもしれませんね。実際、ある統計では約7割の人が「マスクを外す事に抵抗がある。」と回答したそうです。

感染対策としてマスク着用を続けたいという人も少なくはないと思いますが、ここ数年でマスク着用が当たり前になってしまい、マスクを外して素顔を見られる事に抵抗感を覚える人も多いようです。特に女性に顕著なのがメイク問題です。継続的なマスク着用をきっかけとしてメイクを薄くしたり、口紅を使用しなくなったりした人はとても多いです。また、肌荒れを隠したい、小顔に見せたいなどの理由でマスク着用を続けたいと考える人もいます。販売されているマスクにも小顔効果を謳ったものやデザイン性や機能性の高いものがありますし、既にファッションの一部の様になっています。

更に深刻なのが子供達や学生です。学校生活のほとんどをマスク着用で過ごした事で、同級生同士でお互いマスク無しの顔を見た事がないという状況が続いています。マスクを外して素顔を見せるのが恥ずかしいという声もあるんだそうです。

5類に移行する事で、あれほど待ち遠しかったはずのマスク無しの日々が戻ってくるわけですが、あまりにも長く続いたマスク生活の影響は思いの外大きかったようです。化粧品メーカーは早くもマスク無しの生活を見据えて華やかなリップメイクの提案をするなどしていますが、完全にマスク生活から解放されるのには少し時間がかかるのかもしれませんね。

来たる5月8日の5類移行に向けての諸々の動きに、今後も注目しておきたいと思います。段階的な移行ですが心の準備はしておきたいですね!それでは、また。

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