こんにちは、work and placeです。

前回のブログでは熱中症対策についてご紹介しました。今回も引き続き、暑さに纏わる話題に触れたいと思います。世界平均気温は観測史上最高の見通しだった7月ですが、８月に入っても酷暑が続いています。

海外に目を向けてみると、ヨーロッパやカナダでは熱波が原因の山火事が多発しています。アメリカでも政府が危険警報を発令する程の暑さで、アリゾナ州では29日連続で43℃を超える最高気温を記録したそうです。これは何とサボテンですら枯れるレベルなんだとか！またカリフォルニア州のデスバレーでは何と50℃を超える脅威的な気温が記録されています。先日、ハワイ州マウイ島でも大規模な山火事が発生し、多くの死傷者も出ています。観光地として有名なラハイナは壊滅状態に陥っています。7月末、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、「地球は沸騰化の時代」に入ったと発言しています。

もはや地球温暖化などというレベルではなく沸騰化の時代に入ったという認識を国連が公の場で発表した事はかなり衝撃的でした。猛烈な熱波は続いており、更なる自然災害も懸念されています。気候変動への対策が待ったなしなのは言うまでもありませんが、まずは個々の生命を守る行動が必要です。前回ご紹介した熱中症対策も、今まで以上の対策が必要になってきそうです。

---

地球規模の気候変動とはいえ、日々の活動は続いて行きます。屋外で過ごす事そのものが危険とされる気温であっても、その中で屋外で働いたり活動する人も沢山います。大袈裟ではなく、命を守る行動の1つとして、色々な対策グッズも販売されています。そこで今話題になっている商品をいくつかご紹介したいと思います。

工事現場で働く方が良く着用されているファン付きウエア『空調服』というものがあります。2018年頃から急激に需要がが拡大しており、元々は作業着に内蔵型ファンを取り付けたものが主流でした。最近は作業服のカテゴリを越えて色々なジャンルの空調服が販売されている事をご存知ですか？

機能性だけではなくデザイン性も高い、おしゃれな空調服が大変人気なんだそうです。有名なブランドやセレクトショップとコラボしたものも大人気です。マウンテンパーカーやベスト、ジャケット等多岐に渡る商品が販売されています。『着る扇風機』のおしゃれ度がどんどん上がっています。

キャンプやアウトドアシーンでも活躍していますし、公園で過ごす時間の長いママ達や、ペットのお散歩にも人気なんだとか。しかも最近では屋内での利用者も激増しているんだそうです。確かに屋内での熱中症事例も増えている中、エアコンの利用は勿論ですが選択肢の1つとして良いのかもしれませんね！空調服は基本的にファンが取り外せますので、衣類の部分は洗濯が可能です。最早、作業着に限られた機能ではなく、ファッショアイテムの1つになっているようです。

また、乳幼児の熱中症を防止するために、抱っこ紐にファンがついたものや、ベビーカーにファンを後付けできるものも人気だそうです。子供は大人よりも地面に近く、暑さの影響をダイレクトに受けやすいですから、水分補給だけではなく色々な工夫で安全を確保しておきたいですね。

---

さて、連日暑さに関する報道や警報も多く出ています。その度にエアコンの使用を呼びかけられています。しかし、エアコンの需要が多過ぎて設置工事が間に合っていないという問題もあります。元々設置されている部屋は良くても、付いてない部屋が合ったり昨年まで使用していたものが故障してしまい、新しく購入したが工事の目途が立たないケースもあるんだとか。

そこで人気になっているのがポータブルエアコンです。設置工事が不要で、例えばエアコン設置用のダクトが無かったり賃貸等で穴を開ける事が禁止されているような場合でも問題ありません。価格帯もまちまちで、1万円を切るものですと水を入れて使用する簡易なタイプであったり、限りなく扇風機に近いようなものが主流です。ポータブルといえど、本格的なエアコンに近いものは少し価格帯があがります。4万円程度のものが一番の売れ筋なんだとか。

日中過ごすリビングにはエアコンがついているけれど、寝室にはついていないという方もいます。しかし、屋内で睡眠時に熱中症を発症し、死亡に至る事例もあります。工事いらずのポータブルエアコンを寝室に置くのも1つですし、そもそも気軽に手持ちで移動できる便利さも強みの1つです。

---

いかがでしたか？繰り返しになりますが、大袈裟ではなく命の危険と隣り合わせの酷暑です。便利なアイテムを上手に利用してこの夏を乗り切りたいですね。何と言っても健康第一です。それでは、また。