こんにちは、work and placeです。秋の行楽シーズン到来ですね！ちょうど今頃から11月いっぱいは紅葉狩りを楽しめる時期です。今年はスーパーエルニーニョ現象の影響で暖冬になるそうですから、例年よりも紅葉シーズンを長く楽しめるかもしれませんね。

さて、私達の住む関西にも紅葉の名所が沢山あります。兵庫県ですと姫路城庭園や神戸市北区にある瑞宝寺公園、大阪府には箕面公園や大坂城公園あたりが有名ですが、紅葉なら何と言っても京都が人気です。一年を通して人気の旅行先である京都ですが、特に春の桜の時期と秋の紅葉の時期は観光客が殺到する時期ですね。永観堂や瑠璃光院、嵐山は紅葉狩りを楽しむ人で溢れかえります。コロナ禍で大幅に減少したインバウンド客もかなり戻ってきているようですし、国内でも全国から沢山の人が京都旅行に訪れます。

宿泊を伴う旅行だけではなく、特に関西からは気軽な日帰り旅を楽しむ人も多いです。日帰りで楽しむ京都旅で最近人気となっているのが着物をレンタルして楽しむというものです。舞妓体験などの本格的なものはスタジオでの撮影のみである事が多いです。外でのロケもあるようですが、衣装の関係もあってあまり遠出は難しいと思います。

それに対し、レンタル着物ではそのまま京都散策を楽しめるプランが多いです。手ぶらでお店を訪問し、着物や帯を選びます。着付けもしてもらえますし、襦袢や足袋などの小物も不要です。着物一式と草履、バッグがセットになっている事がほとんどです。お店にもよりますが、オプションでヘアセットをしてくれるところも多いそうです。着ていた服等の荷物は預かってもらえます。基本的には当日返却のお店がほとんどで、別料金で翌日返却対応をしているところもあるようです。

以前ブログでもご紹介しましたが、モノ消費からコト消費へとニーズが移行している事から「着物を着て京都を散策する」事への人気も頷けます。着物体験はインバウンド客だけでなく、日本人観光客にも大人気です。修学旅行の自由行動で利用する学生も多いと聞きます。

特にZ世代には絶大な人気だそうです。オーソドックスな着物よりも、レース着物やレトロ着物が人気だそうで、レースの手袋やトーク帽を組み合わせる大正浪漫的なアレンジも大人気です。その着物を着て、観光をする際も「映え」を意識した行動が中心となっています。紅葉をバックに写真を撮るだけではなく、「映える」グルメを楽しみつつ、SNSにもすぐアップするのが当たり前になっています。また、着物を着た上でプリクラを撮るのも人気なんだそうです。女性のグループの利用が圧倒的に多いものの、男性用のレンタル着物もある事から、カップルでの利用も増えています。京都で着物デートも素敵ですね。

レンタル着物のショップはかなり増えていて、京都市内は激戦区になっています。特に祇園界隈には20軒近く店舗が犇めいています。人気のショップをいくつかご紹介します。

ぎをん錦：祇園・嵐山・清水に店舗あり。事前予約で割引。着物は4000着。

https://gion-nishiki.com/

京越：清水・河原町・嵐山に店舗あり。30000着以上の取扱い。

https://kyoetsu-gion.com/

京都着物レンタルWARGO：全国に20店舗展開。最新着物20000着以上。

https://kyotokimono-rental.com/

その他にも「京都　着物レンタル」と検索をすれば、数多くのショップが表示されます。また、検索サイトではなく、Instagramなど各種SNSで検索するのも一つです。実際の着画や着物と帯の組み合わせやヘアアレンジ等も参考になり、ショップ選びがしやすいと思います。

着物で散策するだけでも楽しいですが、茶道体験や香道体験等の体験型も併せると更に京都を満喫できそうです。体験型のコト消費はリピーターもつかみやすいと言われています。オーバーツーリズムの問題もありますが、新しい楽しみ方を提案する事は観光業界に求められる大切な要素です。京都に限らず、観光地それぞれのアイデアや工夫は今後もより一層重要視されそうです。

---

いかがでしたか？着物というと準備も必要ですし大袈裟な印象かもしれませんが、観光地のレンタル着物は気軽に取り入れられる非日常としておススメです。次回京都に訪れる際は是非検討してみてくださいね。それでは、また。