水産資源を護る!次世代シーフードの未来

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水産資源を護る!次世代シーフードの未来

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published : 2021/10/25

代替食品の今。大豆由来のソイミートがメジャーですが、ここ最近の水産代替食品の進化にはめざましいものがあります。次世代シーフードをいくつかご紹介します。


水産資源を護る!次世代シーフードの未来

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こんにちは、work and placeです。先日、北海道東部の海域でサケやウニの大量死が発生したニュースを聞きました。赤潮の影響と見られているようで、被害総額は少なく見積もっても46億円以上と言われています。今年だけではなく数年先まで影響が続く見込みなんだとか。既にウニはかなり高騰しているようで、お寿司屋さんや北海道物産展関係者にとって相当深刻な問題となっています。ウニがお好きな方にとっても、悩ましい事態ですね。

上記の事案は赤潮が原因と見られていますが、これは決して一過性の問題ではありません。近年、世界的な需要拡大による魚介類の乱獲が行われ、更に海洋汚染等の環境破壊や地球温暖化による水質の変化等、水産資源の減少は国際的な問題になっています。このままだと減少どころか枯渇の可能性すらありえます。そこで乱獲を防ぐ取り組みや、水産資源を保護する活動の一環として水産代替食品に注目が集まっています。


そもそも畜肉代替食品は大豆由来のソイミート等、随分前からメジャーでした。SDGsの観点だけではなく、アレルギー等の健康上の理由、宗教上の理由や環境に対する信条等、様々な理由で動物性のものを食べる事ができない人達が少なからずいます。その人達にとって畜肉代替食品は貴重な存在です。日本でも精進料理で車麩をお肉に見立てる等、昔から沢山の工夫がなされてきました。

昔はあくまで代替品としての存在でしたが、加工技術の進化はめざましいようです。植物由来のハンバーグもちゃんと挽肉のような食感があったりと美味しい物が増え、健康志向の人々にも人気なんだとか。そもそも単なる代替食品としてではなく、栄養価の高さや環境負荷の少なさもポイントになっているようです。

現在では畜肉代替食品だけではなく、水産代替食品の開発もかなり進んでいます。今回はそのご紹介です。まず1つ目はソイウニです。不二製油が手掛ける100%プラントベースで出来ているウニです。不二製油と言えば、既にソイミート等の開発で有名ですが、水産代替食品の開発も進めているようです。ソイウニを使用したウニクリームパスタを試食した人の感想を聞くと、何も知らずに食べても気づかないレベルの美味しさなんだそうです!これはあくまでパスタソースの話なので、流石にお寿司屋さんでソイウニを使った軍艦となると、まだ難しそうです。しかし今後はそういった生食に近いものも実現可能なのかもしれません。現在はまだ業務用の段階だそうで市販はされていませんが、流通し始めたら即食べてみたい気になる存在です。

ソイウニはその名の通り大豆由来製品です。水産代替品と大豆の相性は大変良いそうなのですが、大豆以外を原材料にした水産代替品もどんどん開発されています。2つ目にご紹介したいのが代替刺身です。あづまフーズが手掛ける『グリーンサーフブランド』の製品でメディアにも取り上げられ話題となっています。

上記は実際の製品画像ですが、確かに見た目はお刺身そのものですね!こんにゃく芋を主原料にしたマグロやサーモン等の代替刺身で、ネーミングも『まるでマグロ』『まるでサーモン』『まるでイカ』となっています。発売日が延期になっているようですが、一般販売目前との事で楽しみです。

他にもおからを使ったウナギの代替食品の開発等、次世代シーフードと言うべき水産代替食品は今後も増えていきそうです。色々な食材をアレンジしたり工夫を凝らすのは日本人の得意とする分野だと思いますので、日本ならではのアイデアがどんどん出てきて欲しいですね。


さて、水産資源に限らず、将来的には世界規模の食糧危機が想定されています。その事態に備えて、いずれは昆虫食も現実化すると言われています。既に昆虫食のフルコースを提供するレストランや、昆虫を粉砕したパウダーをスムージーに入れているカフェ等もあるようです。しかし、昆虫食はまだまだ一般的に受け容れるにはハードルが高い様に思います。いずれはそんな事を言っていられなくなるのかもしれませんが、現状はプラントベースの代替食品が日常に取り入れやすいと思います。

SDGsや水産資源の枯渇回避、色々な観点からも次世代シーフードの今後に期待したいですね!それでは、また。

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