耳で聴いて心で感じる『オトシネマ』について松本監督を直撃!

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耳で聴いて心で感じる『オトシネマ』について松本監督を直撃!

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published : 2022/3/1

神戸で活躍中の映像クリエーター、松本大樹監督のインタビュー記事です。音声メディアの新しいコンテンツ『オトシネマ』の誕生秘話に迫りました。


耳で聴いて心で感じる『オトシネマ』について松本監督を直撃!

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こんにちは、work and placeです。

ここ数年、インターネットを介したデジタル音声メディアが世界を席巻していますね。インターネットラジオやオーディオブック、Podcast、音声アプリに音声SNSと多様な種類が存在します。リスナーにとっては選択肢が増えましたし、配信のハードルが下がった事で誰でも気軽に音声配信が可能になりました。

その音声メディアの世界に新しいコンテンツ『オトシネマ』が誕生しました。オトシネマを起ち上げたのは、神戸を中心に活動されている映像クリエーターの松本大樹(まつもと だいき)監督です。映像の世界で活躍中の松本監督が何故オーディオコンテンツを始めたのか?耳で聴いて心で感じる映画『オトシネマ』についてインタビューさせていただきました。

Q1:映像の世界で長らく活躍されている松本監督が、オトシネマというオーディオコンテンツを始めたきっかけは何ですか?

松本監督:元々僕自身が音声メディアを利用するリスナーの立場でした。映像制作に携わっていますし、映画を観るのも勿論好きなのですが、コロナ禍の影響もあって映像を見る機会が減りました。逆にradikoやPodcastを聴く機会が増え、精神的なよりどころになっている事に気付きました。

リスナーであった僕が発信する側になった直接のきっかけは、昨年末の忘年会でした。公私共に仲良くしているメンバーとラジオ番組の配信をしてみようと言う話になったんです。正直、その時点ではあくまでその場のノリと言う感じでしたが、実際やってみるとこれがとても面白かったんです!

そこであらためて「音」という分野に興味を持ちました。僕は気になるととことん調べるタイプなんですね。音声メディアが流行っている事もあり、メディアの規模や音声の市場について調べました。その結果、これは行けるんじゃないかと確信を持ちました。

僕は映像制作を生業にしていますし、今後も映画を撮っていきたいと思っています。その制作活動の中でも、キャラクターやストーリーを生み出す事が大好きなんだと気付いたんですね。そうすると、必ずしもそれは映像でなくても良いんです。実際始めてみるとオーディオコンテンツの制作は、映像制作に比べると非常に低コスト・短時間で完成させる事が可能でした。週に1本ペースというスピード感ある配信を実現できています。今、この活動にとてもハマっています。

Q2:オトシネマを一言で言うと?

松本監督:『耳で聴いて 心で感じる映画』です。昔からラジオドラマは存在しましたし、音声のみのドラマそのものはそう珍しいものではありません。オトシネマはその名の通り音の映画です。映像が心に浮かぶかどうかを大切にしていて、映像を想像できる音作りを心がけています。

何と言ってもオリジナル作品を発信できる事が大きな強みだと思っています。面倒くさいとされているクリエイティブな部分にチャレンジする強みですね。このジャンルのナンバー1になれるまで、とにかく自分で作り続ける。日本一作るつもりでいます。

既にいくつかシリーズものを配信しているのですが、シリーズの垣根を越えたコラボ作品も考えています。これはオリジナルコンテンツだからこそできる事です。オトシネマ・ユニバースを生み出したいですね!とにかくオリジナル作品を沢山生み出して、圧倒的なコンテンツ量を目指します。

また、映像作品は視覚障害者向けの作品が非常に少ないと感じています。視覚障害をお持ちの方も映画を楽しむようにオトシネマを楽しんでいただけらと考えています。

Q3:将来的なビジョンをお聞かせください。

松本監督:まずはとにかくコンテンツを増やしたいですね。沢山の作品をリスナーの皆様にお届けしたいです。オトシネマって何だろう?と思われること自体がチャンスだと思っていますが、その時にコンテンツ量が一つのキーになってくると考えています。

大きな野望としては、憧れのマーベルのような存在になりたいですね。長く愛されるオリジナルキャラクターを沢山作る事。そしてその権利を持ち、お金を生み出していく。そこを併行してやっていきたいと思っています。NFTやメタバースへの参入等、常に大きなビジョンは描きますが、最初から100点を目指すつもりはありません。まずはとにかくやってみる事です。やってみないとわかりませんからね。この事業を始めようと思い立った時も、即座に商標出願しました。実行力とスピード感を大切にしています。

これはずっと考えている事なんですが、自分や自分の作品に関わってくれている人達と一緒に豊かになりたいですし、応援してくれている人達も幸せにしたいです。オトシネマが成長していくプロセスも公開し、リスナーさん達と一緒に喜び合える関係を築いていきたいですね。SNSでの人間関係とは異なる、音を通じた結びつきを大切にしたいと思っています。

松本監督、素敵なお話をありがとうございました!


松本監督へのインタビューいかがでしたか?とても穏やかな声で柔らかくお話をされていましたが、ものすごい熱量を感じました。オトシネマはオーディオコンテンツの枠を超え、映画の世界を心に届けてくれる特別な存在になってくれそうです。 

是非「耳で聴いて心で感じる映画」を体感してみてはいかがでしょうか?現在は10~15分くらいの短編作品が中心ですので、ちょっとした隙間時間に気軽に聴けるのも嬉しいところです。

オトシネマ | Spotify でポッドキャスト

先日、実際の収録現場に潜入取材させていただきましたので、次回はそのレポをご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに!それでは、また。

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