怒涛の値上げラッシュ?!2023年の経済はどうなる?

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怒涛の値上げラッシュ?!2023年の経済はどうなる?

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published : 2023/1/5

新年明けましておめでとうございます!春先に値上げラッシュが続く2023年の日本経済の行く先は?シュリンクフレーションで身近なアレも実質値上げ!?日本経済をふんわり考察してみたいと思います。


怒涛の値上げラッシュ?!2023年の経済はどうなる?

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新年明けましておめでとうございます!1月5日頃から仕事始めの方も多いかと思います。年末年始はゆっくり過ごされましたか?久しぶりに帰省や旅行を楽しんだ方もいらっしゃるかもしれませんね。2023年が皆様にとって素晴らしい年となりますように!work and placeも5日から通常営業です。今年もwork and placeをどうぞ宜しくお願い致します!

2023年の幕開けは明るいものであって欲しいところですが、新型コロナウィルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行が起こり、まだもうしばらくは振り回されそうな状況です。

また、消費者目線においては値上げラッシュも気になるところです。昨年も多かった値上げの波ですが、2023年の飲食料品の値上げ品目数は4月までの予定も含めると累計7390品目に上るとの報道がありました。これは前年同時期と比較すると約60%の増加となります。(2022年1月~4月の値上げ品目は4672品目)

更に注目すべきは1回あたりの平均値上げ率の増加です。2022年の同時期平均値が11%であったのに対し、今年の平均値上げ率は18%に達しています。これまで以上に大幅な値上げが行われる傾向が強くなっているようです。値上げ率も高止まりしている上に、2月には何と4000以上の品目で値上げが控えているそうです。3月も昨年以上のペースが予定されていて、どうやら値上げラッシュの春先となりそうです。原油価格の高騰をはじめとするエネルギー関連の値上がり、更に昨年見られた急激な円安等の為替相場の影響に起因するコスト上昇そのものは、緩やかに減速の兆しを見せてはいます。ですが、価格上昇の高止まり状況はまだしばらく続きそうです。


加工食品の値上げが特に顕著と言われていますが、嗜好性が高いお菓子や菓子パン等の分野に多く見られているのがシュリンクフレーションという現象です。シュリンク=収縮するという意味から、商品の本体価格は据え置いた上で内容量を減らすという、実質的な値上げの事を指します。一般的にはステルス値上げなんて言い方もしますね。有名な菓子パンでは5個入りだったものが価格据え置きで4個入りになったケースがありました。また、価格据え置きで中身が減ったお菓子が外見があまり変わらないように袋内側のパッケージを上げ底にしているケースもありました。どちらもSNSで大きく話題になっていましたね。長く続いたデフレの影響もあり、消費者サイドも敏感に反応した格好です。どうやら2023年は昨年以上に目に見える形でのインフレを実感する年になりそうですね。


日本経済はバブル崩壊以降、先進国の中で唯一と言えるゼロ成長の時期が続いています。長らくデフレが続き、30年間賃金が上がらないという異常事態が続いていました。ここへきての値上げラッシュは一見すると庶民にとって厳しい現象かもしれませんが、呼応して賃金が上がれば理想的ですし、そうやって日本経済が元気になれば最高です。現実はそこまで単純ではありませんが、「失われた30年」から脱却するきっかけになる事を願いたいですね。2023年が経済回復のターニングポイントになれば幸いです。

さて、新年早々のブログがあまり明るい話題ではありませんでしたが、2023年には大きなスポーツイベントがあったり少子化対策への期待感など明るいニュースもあります。コロナ関連や経済の不透明感等の不安要素も否めませんが、明るい話題の多い一年でありますように!

このブログでも明るいニュースを沢山取り上げられる事を期待したいです。皆様にとっても明るく輝く一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。本年もwork and placeをどうぞよろしくお願いいたします。それでは、また。

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