ベイビーステップを利用してやる気スイッチをオンにする方法

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ベイビーステップを利用してやる気スイッチをオンにする方法

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published : 2020/9/20

「やる気が出ない…。めんどくさい…。」やる気スイッチが入らないときってありますよね。今日は「作業興奮」を利用して自分のやる気をコントロールする、誰でも実践可能な方法についてご紹介します。ベイビーステップを使って気スイッチをオンにしましょう。


ベイビーステップを利用してやる気スイッチをオンにする方法

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こんにちは、work and placeです。やっと少し秋らしい気候になってきましたね。さて、突然ですが皆さんの仕事へのやる気は今どんな感じですか?季節の変わり目あるあるなのかもしれませんが、なんだかやる気が出てこない、やる気スイッチが中々入らないなんてお声もチラホラ聞こえてきます。

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そこで今回はビジネスシーンでやらないといけない事があるけれど、やる気が全く出ない時にどうするべきかのお話です。会社勤めの方はある程度部署や担当者で分業されている部分もあるかと思いますが、起業されている方やフリーランスの方は事務作業は勿論の事、色々な雑務に追われる事も多いかと思います。「好きな事を仕事に!」と言えば聞こえは良いですが、どんなに好きな事であっても働く以上は色々なめんどくさい事が付随してくるものです。

もっとやりたい事はあるけれど、片付けてしまわないといけない作業がある。やりたくない、でもやらないといけない。「代わりに私が!」と申し上げたいところですが、そうも参りません。何とかやる気に持っていける心理学のお話をさせていただきますね。

作業興奮とは

皆さんは「作業興奮」という言葉をご存知でしょうか?これはビジネスに限った話ではありません。ジャンル問わず「興味がないような事であっても、やっている内に不思議とやる気や集中力が出てくる」という行動心理の事だそうです。これ自体は割と有名な言葉ではありますが、詳しく知りたい方は心理学や脳科学の文献をがっつり読み込んでみてくださいね。

かなりざっくりな説明になりますが、脳のほぼ真ん中に位置する側坐核に何らかの刺激が与えられると、神経細胞が活動します。すると同じく脳の海馬・前頭前野に信号が送られて、やる気が出るんだそうです。つまり活動をする事で脳が刺激を受け、やる気ホルモンが出る仕組みになっています。

やる気スイッチの入れ方

つまり脳の中でやる気出すぞと考えたところで、残念ながらそれだけで出るものではないです。「やる気がでたらやろう!」という考え方がそもそも不毛で、やる気を出そうというよりも、とりあえずやらないといけないものに手を出してみる事が大切です。やる気はないけどやっていたら、結果やる気になってくる。「やらなきゃ!」と思う事自体は脳の刺激にはならず、活動する事が刺激になります。確かに、実際に活動し始めると、やる気や集中力が自然と上がってきます。目安は5分程度です。ですから、とりあえず嫌々でもなんでも5分はやってみましょう。

「やる気スイッチ」は最初から押せるものではなく、無理にでも作業をやり始めると途中でスイッチが起動するとお考え下さい。作業をめんどくさいと思う事自体は仕方ありません。これはプライベートにおいても言える事で、どんなに楽しみにしていたイベントであっても、朝起きて準備をしていてあまり気が乗らないなんてことは良くあります。でも実際にその場に立って活動を始めたらやっぱり最高に楽しかった!なんて経験ありませんか?

「やる気が行動を生むのではなく、行動からやる気が生まれてくる。」何だか禅問答みたいな話ですが、脳って不思議ですね。

ベイビーステップ

最後に、やる気が出る前の最初の5分をやり過ごす為のヒントをお伝えします。これはズバリ「これなら絶対にできる。」という程度の仕事量から始めると言う事です。所謂「ベイビーステップ」という考え方ですね。

Baby steps =その名の通り、赤ちゃんのよちよち歩きの様な小さな行動の事です。

前述の「作業興奮」を引き出す為の行動を、敢えて簡単なものにします。ただでさえやる気が無いのに、作業興奮を期待してハードルを上げてしまうと、脳に刺激が行く前に嫌になってしまいます。気づけばスマホでやりたくもないゲームを何故か始め、そちらに作業興奮が呼び起こされてしまうなんて事もあり得ます。

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ベイビーステップ活用の具体例を挙げますと、例えば膨大な量の入力作業があるとします。いきなりその入力作業に取り掛かるのではなく、まずはベイビーステップとして入力する書類の枚数を数えてみる、といった具合です。ベイビーステップを自分で設定して、作業興奮を自ら引き出しましょう。5分経てばこっちのものです!

子供だましのようですが、人間の脳は複雑なようで単純な部分も多くあります。自分のやる気のなさそのものをコントロールしてしまいましょう!やる気の有無はもはや感情論ではなく、脳科学のお話なのです。ビジネスでもプライベートでも汎用性の高い方法だと思いますので是非お試しくださいね。そして既にやる気に満ち溢れていらっしゃる方はその調子で!それでは、また。

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